ボクシング日本代表が報告会 岡澤セオン、五輪本番へ「100%金メダルが取れる状態に仕上げたい」
アマチュアボクシングの「コンスタンチン・コロトコフ記念国際トーナメント」で男女合わせて12個のメダルを獲得した日本代表が17日、隔離先の合宿施設「Sport&Do Resort リソルの森」(千葉・長柄町)からオンラインで結果報告会を行った。
大会は今月10日から16日までロシア・ハバロフスクで開催され、男子15カ国58人、女子9カ国26人が参加。日本代表は男子8人、女子5人の計13人が出場し、金メダル3(男子1、女子2)、銀メダル4(男子2、女子2)、銅メダル5(男子4、女子1)の計12個のメダルを獲得した。
男子の本博国監督強化委員長は「この1年間、試合を経験できなかったが、選手たちは今までの鬱憤(うっぷん)を晴らさんばかりに頑張ってくれた。他国からの評価も高く、満足している」と振り返った。
ウエルター級(69キロ以下)で金メダルを獲得した岡澤セオン(25=株式会社INSPA)は1回戦でダウンを喫しながらウズベキスタン選手に4―1で勝利。決勝ではロシア選手を下した。「ロシアで海外選手と試合がやらせてもらえたことに感謝している。結果として優勝できて、ウズベキスタン選手とか強豪に勝てたことは自信になった」と手応え。2カ月後に迫った東京五輪へ向け、「本番でもメダルを取れると思っている。残り2カ月で100%金メダルが取れる状態に仕上げたい」と意気込みを語った。
フライ級(52キロ以下)銅メダルの田中亮明(27=中京高教諭)は「久しぶりの試合を楽しめた。(準決勝で)負けたけど、オリンピックにつながる試合はできた」と収穫を口にした。この1年は攻撃的なスタイルを練習し、大会の中で試すこともできた。「今回はケガをしないことを考えたけど、本番はケガとかは、どうでもいいのでガンガン行きたい」と宣言した。
五輪本番での不安点として田中は減量のための風呂、コンディション維持のマッサージを挙げた。それに対し、本強化委員長は日本ボクシング連盟のサポート拠点として選手村に近い「ホテルマリナーズコート東京」に部屋を確保していることを明かした。
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