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ドネア、コロナ陽性でWBC世界バンタム級王座決定戦辞退

[ 2020年12月10日 13:21 ]

ノニト・ドネア
Photo By スポニチ

 プロボクシング元世界5階級制覇王者で、WBC世界バンタム級1位のノニト・ドネア(38=フィリピン)が新型コロナウイルスの陽性反応を示し、19日(日本時間20日)に米コネティカット州アンカスビルで行われるWBC世界バンタム級王座決定戦の出場を辞退することになった。複数の米メディアが9日(同10日)が報じた。

 昨年11月に井上尚弥(27=大橋)とワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)決勝を戦ったドネアは当初、12日(同13日)にWBC王者ノルディーヌ・ウバーリ(34=フランス)に挑戦する計画だったが、ウバーリがコロナに感染。休養王者となり、ドネアと前IBF王者でWBC同級4位エマヌエル・ロドリゲス(28=プエルトリコ)=の王座決定戦が組まれていた。

 米専門メディア「ボクシング・シーン」はロドリゲスが19日に別の相手と試合を行う可能性を指摘。対戦相手としてWBA1位のレイマート・ガバリョ(24=フィリピン)の名を挙げた。ただ、ガバリョが世界戦の出場資格を有していないため、王座決定戦になるかどうかは不明としている。

 昨年5月のWBSS準決勝で井上尚弥に敗れてプロ初黒星を喫したロドリゲスは同11月にWBC世界バンタム級戦者決定戦に出場予定だったが、対戦相手のルイス・ネリ(25=メキシコ)が前日計量で体重を超過して試合中止。ドネアとの一戦はようやく巡ってきたチャンスだったが、またも不運に見舞われた。

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2020年12月10日のニュース