×

“女子大生ボクサー”鈴木なな子が移籍2連勝 「少しは恩返しできたかも」 

[ 2020年12月10日 20:04 ]

<女子ミニマム級6回戦>判定勝ちで移籍2連勝を飾った鈴木なな子(左)
Photo By スポニチ

 プロボクシング興行「ダイヤモンドグローブ」は10日、東京・後楽園ホールで行われ、女子ミニマム級6回戦で女子大生ボクサー、鈴木なな子(21=三迫)は日本女子6位の細田めぐみ(38=SRS)に3―0で判定勝ち。戦績を5勝(1KO)2敗とした。

 序盤から積極的に前に出た。終始プレッシャーをかけ、得意のワンツーを上下に散らして主導権を握った。一方で被弾も多く3回には鼻から出血。それでもジャッジ3者の採点は58―56、59―55×2人と完勝だった。

 試合後、リモート取材に応じた鈴木は「1ラウンド2分なので、6回戦もあっという間でした。気付いたら終わっていた感じ。相手の右をもらわないように練習してきたのけど、そこが課題ですね」と振り返った。

 立教大の3年生。今年1月にワタナベジムから三迫ジムに移籍し、7月に渡辺葵(36=真正)戦で判定勝ちしたのに続いて2連勝。「コロナ禍の中で2戦できて、ありがたい。少しはジムに恩返しできたかも」と笑みをこぼした。

 この勝利で日本タイトルに挑戦できる資格も得た。鈴木は「急いではいないけど、来年末とかに挑戦できたら」と話した。

続きを表示

2020年12月10日のニュース