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ボクシング興行の前日計量で初のコロナ陽性判明 安河内事務局長「難しさに直面」

[ 2020年10月13日 11:00 ]

石川春樹
Photo By スポニチ

 日本ボクシングコミッション(JBC)は13日、東京・後楽園ホールで開催される興行に出場予定だった石川春樹(21=RK蒲田)と、所属ジムの40歳代男性チーフセコンドが新型コロナウイルス感染症のPCR検査で陽性と判定されたと発表した。2人は12日の前日計量時に検査を受けていた。ともに無症状で、13日に医療機関で再検査の予定という。

 国内では7月12日にボクシング興行が再開されたが、前日計量時の検査で陽性者が判明したのは初めて。石川はセミファイナルで千葉開(横浜光)と対戦予定だったが、試合は中止。JBCは午前9時から出場全選手、担当レフェリー等の抗原検査を実施し、全員陰性であったため、この日の興行を承認するとしている。なお、すでに計量・検診場所は消毒済で、濃厚接触者の特定などは保健所の指示待ちという。

 JBCの安河内剛事務局長は書面で「ガイドラインに従い試合前日のPCR検査の実施、検査後の分離措置など、コロナ対策を万全に行ってきたつもりですが、コロナ下におけるスポーツ活動の難しさに直面いたしました。今後は、再発の防止とさらなる感染対策の強化を図り、コロナ下においていかにしてスポーツ活動を維持していけるかを協議、実践し最善を尽くす所存です」とコメントした。

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2020年10月13日のニュース