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今夜激突!那須川天心、敵は皇治ではなく半沢直樹?平成No.1高視聴率ドラマをKOなるか

[ 2020年9月27日 08:45 ]

那須川天心
Photo By スポニチ

 総合格闘技イベント「RIZIN.24」が27日、さいたまスーパーアリーナで開催される。最大3万70000人収容の会場だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で屋内でのイベントは観客数が5000人に制限されており、入場チケットはすでに完売しているという。

 暴力問題などで昨年10月に相撲界を引退した元貴ノ富士のスダリオ剛(23=フリー)の総合格闘技デビュー戦、RIZINバンタム級王者・朝倉海(26=トライフォース赤坂)とパンクラスやDEEPで活躍してきた昇侍(37=KIBAマーシャルアーツクラブ)と対戦など楽しみな試合が多いが、最も注目度が高いのは那須川天心(22=TARGET/Cygames)と元K―1ファイターの皇治(31=TEAM ONE)の一戦だろう。

 新生K―1の中心選手として長く活躍してきた皇治は契約期間の残っていたK―1に、本人いわく「都内に家が買えるぐらい」の違約金を払い、RIZINに電撃移籍。団体の枠を越え「ファンが見たいと望むカード」が実現できることを証明してみせた。ただ、35勝無敗、まだ伸び盛りの那須川に対し、皇治はピークを過ぎた選手という見方も多く、下馬評では圧倒的に那須川有利と予想されている。

 それでも現役時代に「KOダイナマイト」の異名をとった元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志さんからボクシングの指導を受けている点は見逃せない。同じく内山さんから指導を受けた朝倉海が昨年8月、RIZINとBellatorの2冠王者・堀口恭司(アメリカン・トップチーム)を1回KOで下す大番狂わせを演じたのは記憶に新しい。K―1では主に60キロで闘っていた皇治が58.5キロまで減量することで、さらに不利という声もあるが、うまくリカバリーすれば、体格的なアドバンテージもあるはずだ。

 対する那須川は皇治のことは眼中にない様子で、19日の公開練習で皇治の挑発するような発言を聞いても軽く受け流した。「久々に地上波で試合(のテレビ放送)があるということにテンションが上がっている」と話し、フジテレビ系で午後8時から生中継されることを喜んだ。ただ、裏番組には強力なライバルが控えている。TBSテレビの日曜劇場「半沢直樹」だ。今回が最終回で午後9時から15分拡大放送。那須川が登場する時間帯と重なっている。前作の最終回で平成ドラマ最高視聴率42.2%を叩き出した“怪物”を相手にキックボクシングの天才がどこまで対抗できるか注目したい。ちなみに関西地区ではプロ野球ヤクルト―阪神が放送されるため、生中継はなし。大阪出身の皇治をガッカリさせた。(記者コラム・大内 辰祐) 

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格闘技の2020年9月27日のニュース