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井上尚弥がスパーリング再開 眼窩底骨折は「目の心配?全然なかった」

[ 2020年1月28日 22:57 ]

石井渡士也と5ラウンドのスパーリングを行った井上尚弥(右)
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBA&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(26=大橋)が28日、横浜市内のジムでスパーリングを再開した。日本同級ユース王者・石井渡士也(19=REBOOT.IBA)と5ラウンド。鋭い踏み込みから多彩なコンビネーションを披露、あえて接近して打ち合いに持ち込むなど石井を圧倒した。

 昨年11月のWBSS決勝で眼窩(がんか)底など2カ所を骨折。それ以来の実戦だったが、復活を印象づけた。大橋秀行会長は「初めのスパーとしては素晴らしい出来。怪我の影響は全く感じなかった」と太鼓判。父の真吾トレーナーも「スタートとしてはいいんじゃないですか。動きは悪くなかった。“引き出し”もある。あとは出し方をこれからがやっていけば」と評価した。

 もちろん本人も手応えは十分だったようで「1発目にしてはかなり動けている。目の心配?全然なかった。あったらあんな接近戦はしていない」と言い切った。

 次戦は4月25日に米ラスベガスで予定。相手はWBO王者ジョンリール・カシメロ(30=フィリピン)が有力視されており、「動きとか戦い方のイメージはできてる」。今後はあと2回のスパーを行い、来月2日にグアムへ走り込み合宿に出発する。

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2020年1月28日のニュース