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奥田朋子、因縁再戦制し号泣!谷山に負傷判定勝ち 次は「世界タイトルを」

[ 2020年1月28日 22:13 ]

プロボクシング 女子東洋太平洋・女子日本バンタム級王座決定戦8回戦   〇奥田朋子(ミツキ) 負傷判定7回47秒 ●谷山佳菜子(ワタナベ) ( 2020年1月28日    後楽園ホール )

2つのベルトを獲得して両腕を突き上げる奥田朋子(撮影・中出健太郎)
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 東洋太平洋ランキング1位の奥田が昨年9月に引き分けていた同2位の谷山を再戦で破り、2つのベルトを獲得した。4回終了時の公開採点はジャッジ2人が同点、1人が2点差で奥田を支持。6回にバッティングで谷山が左側頭部から流血し、7回にドクターチェックを2度受けた後にレフェリーが試合を止めた。採点は67―66が2人、68―65が1人で奥田の3―0。2冠王者となった奥田は10戦6勝(1KO)2敗2分け、谷山はプロ初黒星で4戦2勝(1KO)1敗1分けとなった。

 勝利を告げられた奥田は、両腕を突き上げて喜ぶと号泣した。「相手とくっついてしまうことが多かった」初戦の反省から、懐への入り方を重点的に練習。前戦は左ふくらはぎ肉離れの影響で十分な練習を積めずに試合に臨んだが、今回は調整もうまくいったという。「自分が一番になっていいのか」と悩むことも多かった精神面については自分自身と向き合う時間を多くつくり、「挑戦する、ワクワクする人生にしたい」と自己解決。心身ともに充実させてリングへ上がった。

 大阪府内の別々の高校で週3回は教師、週3回はスクールカウンセラーを務める36歳。年齢的にも「すり減るものが大きい」とし、「ぜひ世界タイトルをやらせてほしい」と次の目標へ目を向けた。

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2020年1月28日のニュース