大橋会長 井上尚弥の「経過は良好」と明かす 自著の発売記念トーク&サイン会で
大橋ボクシングジムの大橋秀行会長(54)が13日、東京・新宿区の紀伊國屋書店新宿本店で著書「最強モンスター 井上尚弥はこうして作った」(祥伝社)の発売記念トーク&サイン会を開いた。
ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)を制したWBA&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥ら世界王者を5人育てた大橋流のマネジメント術を秘話を交えて明かしている一冊。大橋会長は「一番は負けから学んで巻き返したところを読んでほしいかな。いろいろな年代の人に読んでもらえたら」とアピールした。
イベント前に取材に応じた大橋会長はWBSS決勝で眼窩(がんか)底など2カ所を骨折した井上尚が再検査を受け「経過は良好」と診断されたことを明かした。「目の動きも問題ないし、視力も落ちていない。本人も安心しました」。来年1月中にスパーリング再開し、2月に合宿、4月に米ラスベガスで次戦を行うスケジュールに変更はないという。
また、IBFから同級1位マイケル・ダスマリナス(フィリピン)との対戦指令が届いたことも明かした。大橋会長は対戦相手としてWBO王者ジョンリール・カシメロ(同)、WBA3位ジェイソン・モロニー(オーストラリア)ら4人の候補がいるとし、今後米デビュー戦の相手がダスマリナスになる可能性については「ゼロではない。今後の交渉次第」とした。大橋会長によると井上本人は「決まった試合をやる」と話していたという。
2019年12月13日のニュース
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