村田、初防衛へ踏み出す「左足」 テンポ良く前へ体格勝る相手圧倒

[ 2019年12月13日 05:30 ]

WBA世界ミドル級タイトルマッチ   (王者)村田諒太12回戦》(同級8位)スティーブン・バトラー ( 2019年12月23日    横浜アリーナ )

大粒の汗を流しながら縄跳びをする村田(撮影・西海健太郎)
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 WBA世界ミドル級王者・村田諒太が12日、都内のジムでバトラーとの初防衛戦に向けて公開練習を行った。ここまで非公開だったスパーリングを初めて披露し、パートナーを圧倒するなど順調な仕上がりをアピール。7月のロブ・ブラント(米国)との再戦で確立した“新スタイル”をバトラー戦でも貫き、ベルトを守る。

 1階級上のスーパーミドル級を主戦場とするアイザイア・スティーン(米国)と2ラウンドのスパー。村田は「しっかりプレッシャーをかけて自分の展開に持っていけば問題ない」という自身の言葉を実証してみせた。

 カルロス・リナレス・トレーナーが再三「左足!」と掛け声を飛ばす中、ステップを踏み、テンポ良く前進。スティーンをロープ際に追い込むと、右ストレートを上下に打ち分け、さらにボディーと連打を浴びせ、体格で勝る相手を圧倒した。

 昨年10月の敗戦から自身のボクシングを再構築。再戦では2回TKOでブラントを沈めてみせた。キーポイントが左足のステップ。カルロス・トレーナーは「しっかり踏み出せば、フェイントにもなるし、ガードも強くなる」と説明し「人間、忘れちゃうもんだけど、村田は言えば、すぐにできるから」と満足そうにうなずいた。

 バトラーはWBA8位ながらWBOでは1位にランクされ、KO率80%の強豪で、ブラントと比べて好戦的な選手とみられる。村田は「警戒すべきは離れたところから踏み込んでの右ストレート」と注意点を挙げた。一方で、村田が足を使ったブラントに敗れた試合を研究したバトラーが異なるスタイルで来る可能性もあるが、自身のスタイルを変えるつもりはない。「あの時の自分とは違う。足を使ってきたら?ありがたい」と言い切った。

 自身初の年末の世界戦。「期待は感じているし、注目されている自覚もあるけど、自分はリングでやるべきことをやるだけ。皆さんには結果で喜んでもらえたら」。村田の目には勝利しか映っていない。

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