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村田諒太が練習再開 次戦の相手は「ファンが望む相手、見てくれる人が喜ぶような相手」

[ 2019年8月1日 18:11 ]

笑顔の村田(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBA世界ミドル級王者・村田諒太(33=帝拳)が1日、東京・神楽坂の帝拳ジムで練習を再開した。ロブ・ブラント(米国)との再戦で王座に返り咲いてから約3週間での再始動。休養期間には函館へ1週間の家族旅行でリフレッシュしたが、その期間も宿泊先の敷地内で約5キロのロードワークや長男・晴道君とのキャッチボールを行っていたとあって動きは軽快。シャドーやミット打ちなど約1時間、たっぷりと汗を流した。

 先月12日にエディオンアリーナで行われたブラントとの再戦は鮮やかな2回TKO勝ち。その反響の大きさに驚きながら「“感動した”か言われると、負けると思われてたんだなって。僕としては勝てると思っていたんですけど」と苦笑い。それでも練習から状態が良く、その成果を試合で発揮できたこと関しては「実力を出せて、実力がついて勝てたことは大きい。地に足が着いているし、自信を持てている」と振り返った。

 次戦の相手や時期は未定。帝拳ジムの浜田剛史代表はサウル・“カネロ”・アルバレス(メキシコ)やゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)の名を挙げ、「(対戦相手として)声が掛かればと思っている」と期待。村田自身も「やりたいですよね。ただ、変に焦る必要はないと思っている。やるべき相手はファンが望む相手、見てくれる人が喜ぶような相手。プロとしての仕事はそれ」と前向きに話した。

 この日の再始動を「新たな一歩」と表現。ブラント戦で「今さらだけど自分のボクシングの形ができた」と言い、今後の練習について「この形をもっと磨き上げていきたい」と話した。

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2019年8月1日のニュース