村田に名伯楽の太鼓判「間違いなく勝てる」

WBA世界ミドル級タイトルマッチ   王者　ロブ・ブラント（米国)《12回戦》同級4位・村田　諒太 （ 2019年7月12日    エディオンアリーナ大阪 ）

ケニー・アダムス氏（左）と記念写真に納まる村田
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　前王者・村田が13日、ブラントとの再戦に向けて練習を公開。“作戦参謀”として1週間の予定で来日中のケニー・アダムス氏は「間違いなく勝てる」と太鼓判を押した。

　88年ソウル五輪で米国代表監督を務め、プロアマ合わせて50人超の世界王者を育てた世界的名トレーナー。現在はWBSS決勝に進出したノニト・ドネア（フィリピン）も担当している。村田について「前回は一番の強みである右を思い通り打ち込めていなかった」と指摘し、再戦に向けては「ボディーから崩して足を止めること。プレッシャーをかけてパンチを打ち続けることが重要」と力説。この日も鋭い視線で村田の練習を見守り、「ブラントの持ち味を出させない動きはできていた。作戦通りいけば、倒せるチャンスはある」と自信を示した。

　指導は技術的なことではなく、戦術面が中心だが、村田は「いい刺激になる。ありがたい」と感謝する。名伯楽の加入はブラント陣営への“揺さぶり”の効果も期待でき、村田にとっては強い追い風になりそうだ。