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大番狂わせ!ルイスが3冠王者に ジョシュアを7回TKO

[ 2019年6月2日 12:57 ]

3冠王者アンソニー・ジョシュアにTKO勝ちし、両手を突き上げるアンディ・ルイス・ジュニア(右)(AP)
Photo By AP

 ボクシングのWBAスーパー&IBF&WBO世界ヘビー級タイトルマッチ12回戦は1日(日本時間2日)、米ニューヨークのマジソンスクエアガーデンで行われ、挑戦者のアンディ・ルイス・ジュニア(29=米国)が3冠王者アンソニー・ジョシュア(29=英国)に7回1分27秒TKO勝ちする大番狂わせを起こし、3つのベルトを獲得した。

 距離を取りたい長身のジョシュアに対し、ルイスが詰めようとする展開が続き、迎えた3回に試合は大きく動いた。まずはジョシュアの左ショートフックがさく裂してルイスがダウン。だが、これでやや前のめりになったジョシュアに対し、ルイスは左フックを効かせて優位に立つと、連打でダウンを奪い返した。さらに、このラウンド終了間際にもダウンを奪い、ジョシュアは窮地に追い込まれた。

 ジョシュアは4、5回と距離を取って立て直したが、ルイスは6回に果敢に攻めて攻勢を強め、7回にまたも左フックから右をテンプルに打ち込み、連打で3度目のダウン奪取。足元がぐらつく王者を攻め立て、右で4度目のダウンを奪うと、起き上がったジョシュアはコーナーにもたれたまま試合続行の意思を示さず、レフェリーが試合をストップした。

 ジャレル・ミラー(米国)の薬物違反により、代役としてジョシュアの相手に選ばれたルイスはメキシコ出身の米国人で、ヒスパニック系初のヘビー級世界王者。ヘビー級史上に残る金星で、戦績は33勝(22KO)1敗とした。プロ初黒星を喫したジョシュアは23戦22勝(21KO)1敗となった。

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