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日本ボクシング連盟が「選手選考委員会」を設置 五輪などの代表選手選考で

[ 2019年6月2日 14:22 ]

 アマチュアボクシングを統括する日本ボクシング連盟は2日、都内で臨時理事会を開き、五輪や世界選手権など主要国際大会への代表選手派遣を承認する「選手選考委員会」を設置することを決めた。選考委員は全国9ブロックの理事が務め、強化委員会が出す代表選手案について公正かどうか議論する。

 選考委員会を設けるのは強化委員の私情などが優先された選考を避けるためで、菊池浩吉副会長は「国民のみなさまに理解していただくため、なぜこの選手選考なのか説明する必要がある」と話した。東京五輪代表の選手選考基準は決まっていないが、五輪とは異なる階級で実施される今年の世界選手権(9月、ロシア)の結果は「(選考の上で)非常に大きい。それが評価されないと、選手のモチベーションが下がる」と同副会長は話した。国際オリンピック委員会(IOC)から東京五輪の競技運営を主導する特別作業部会の座長に指名された国際体操連盟の渡辺守成会長からは、体操協会を通じて「何が必要か」と問い合わせがあったそうで、審判不足や実施階級など運営面の問題を指摘したという。

 日本連盟はまた、国内最高峰の大会である全日本選手権を、来年度から毎年、東京で開催することも決めた。時期については未定。東京五輪代表選考に大きく関係するとされる今年の全日本選手権は11月21~24日に鹿児島県阿久根市で開催される。

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2019年6月2日のニュース