中谷潤人　1回1分23秒KO勝ちで無傷の19連勝「チャンスがあれば世界に向けて…」

1回KOで19連勝を飾った日本フライ級王者・中谷潤人
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　プロボクシングの第585回ダイナミックグローブは1日、東京・後楽園ホールで行われ、日本フライ級王者・中谷潤人（21＝M．T）はスーパーフライ級10回戦でフィリップ・ルイス・クエルド（23＝フィリピン）1回1分23秒KO勝ちし、無傷の19連勝を飾った。

　2月に日本タイトルを獲得した中谷にとって初防衛戦の予定だったが、相手負傷のため中止となり、1階級上のスーパーフライ級でクエルドとの対戦。立ち上がりから長いリーチを生かした鋭い右ジャブで主導権を握り、ロープ際に追い詰めると、強烈な左ボディー一発でバンタム級を主戦場とするクエルドを沈めた。

　試合前は「一発で倒すパンチ」がないことを課題に挙げ、組み立てで崩す展開を描いていたが、結果は見事なKO。中谷は「手応えはなかったけど、きれいに入って良い形で勝ててホッとしています。19戦させてもらって、日本タイトルも獲れた。チャンスがあれば世界に向けて頑張っていきたい」とアピールしていた。