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岩佐亮佑が練習公開で好調をアピール スパーやミット打ちなどで汗を流し「仕上がりは良いですね」

[ 2019年2月5日 20:53 ]

<岩佐練習公開>小林会長とポーズを取る岩佐(左)(撮影・高橋 雄二)
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 今月16日に米ロサンゼルスでIBF世界スーパー・バンタム級挑戦者決定戦に臨む前王者で同級3位の岩佐亮佑(29=セレス)が5日、千葉県柏市の所属ジムで練習を公開した。

 1階級上の日本フェザー級4位・岩井大(29=三迫)を相手に4ラウンドのスパーリングや小林会長とのミット打ちなどで汗を流した岩佐は「仕上がりは良いですね」と好調をアピールした。

 岩佐は昨年8月のV2戦でTJ・ドヘニー(アイルランド)に敗れて王座陥落。だが、再起戦には挑戦者決定戦、しかも米国での開催とこれ以上は望めないほどの舞台が用意された。「ありがたいですよね。感謝しかないです。(王座)返り咲きへの道が見えているのでモチベーションは高い。いい相手だし、良い勝ち方ができれば、チャンスは広がるし、プレッシャーより楽しみが多いですね」

 対戦相手の同級5位セサール・フアレス(27=メキシコ)は15年12月、ノニト・ドネア(フィリピン)とWBO王座を争って判定負けしたが、ドネアを苦しめた強打のファイター。昨年1月にはアイザック・ドグボー(ガーナ)とのWBO暫定王座決定戦で敗れており、3度目の世界挑戦を目指している。

 日程と2度変更となったものの、昨年11月下旬にはフアレスとの対戦がほぼ決まっており、何度か映像をチェックしたという岩佐は「相手はタフなので、終盤になってもだらけないスタミナと体の強さを意識して練習してきた」と自信をのぞかせた。

 「ボクシングの本質は殴り合いということを忘れていた」と振り返りつつ、「今回で変われなかったら引退」の覚悟で臨む。王座陥落で失ったものは少なくなかったが、肩の荷が下りたことも確かだ。再起を決意した際に後援者から「俺らはもう十分いい思いをさせてもらった。これからは自分のためにやればいい」とアドバイスされたと言う。

 ドヘニーは1月18日に高橋竜平(横浜光)を下して初防衛に成功。WBA同級王者ダニエル・ローマン(米国)との統一戦に向かう動きもあるが、岩佐は「自分は挑戦権を獲ることしか見ていない。(挑戦する相手が)ドヘニーでもローマンでも誰でもいいい」と言い切った。 

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2019年2月5日のニュース