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にらみつける井上拓真、ほほ笑むサラパット 両者とも計量一発パス

[ 2018年12月29日 14:01 ]

計量パスした井上拓真(撮影・島崎忠彦)
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 ボクシングのトリプル世界戦(30日、東京・大田区総合体育館)の前日計量が29日、東京・九段のホテルグランドパレスで行われ、WBC世界バンタム級暫定王座決定戦は同級5位・井上拓真(23=大橋)、同級2位タサーナ・サラパット(25=タイ、リングネームはペッチ・CPフレッシュマート)ともにリミットの53・5キロで一発パスした。

 サラパットは予備計量でパンツとソックスを履いた状態で100グラムオーバーだったが、計量本番は問題なし。計量後に顔を突き合わせるフェースオフでは厳しい顔でにらみつける拓真に対し、ほほ笑みさえ浮かべた。

 世界初挑戦となる拓真は、WBCの緑のベルトにちなんだ緑のパンツで計量台に上がった。計量後は父・真吾トレーナーお手製の雑炊を口に運んで栄養補給。すっぽんスープをベースに鶏肉や野菜を煮込んだ雑炊に、ヨード卵を落としてほおばり、「メチャクチャうまい」と表情を緩めた。

 ここまでの調整は順調で、「(試合が)メチャクチャ楽しみです。今まで以上にワクワクしますね」と手応えを語った。昼食は雑炊やうどんなど消化のいいものを食べ、夜は焼き肉でスタミナをつけるという。

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