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“サンボの王様”ビクトル古賀氏が死去、83歳

[ 2018年11月5日 21:08 ]

 サンボの元世界王者で、日本サンボ連盟顧問を務めるビクトル古賀(古賀正一)氏が3日、亡くなったことが分かった。83歳。5日、日本サンボ連盟が公表した。通夜、葬儀・告別式は近親者のみで執り行われる。

 1935年、満州生まれ。日大時代からレスリング選手として活躍した後、65年に旧ソ連に派遣されてサンボの修業を積み、世界選手権優勝を含む公式戦41連勝を達成。ソ連政府から「ソ連功労スポーツマスター」「ソ連スポーツ英雄功労賞」を受けるなど“サンボの王様”として知られ、日本でもサンボの普及、指導に尽力した。

 初代タイガーマスクの佐山聡(60)を指導するなど、格闘技界にも大きな影響を与えた。プロレスラーの鈴木みのる(50)は5日、自身のツイッターで「高校生の時、初めて教えてもらった技がビクトル投げ。腕の取り方や組手の仕方など教えてくれた。デビュー間もない頃、飛びつき十時固めしたら『アレ俺が考えたんだ。それで勝つなんて!』って喜んでくれた。プロレス界入りにも多大なる協力をしてくれた恩人ビクトル古賀さん。御冥福をお祈りします」と悼んだ。

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2018年11月5日のニュース