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魔娑斗 KIDさんしのぶ「63戦の中で唯一楽しかった試合」

[ 2018年11月5日 05:30 ]

山本“KID”徳郁さんお別れの会に飾られた祭壇の遺影(撮影・会津 智海)
Photo By スポニチ

 9月18日に急逝した総合格闘家の山本“KID”徳郁さん(本名岡部徳郁=おかべ・のりふみ、旧姓山本、享年41)のお別れの会が4日、都内で執り行われた。

 会場には親交の深かった各界の著名人が大勢集まり“神の子”の旅立ちを見守った。SNSでがん闘病を公表して、わずか23日での訃報。会場で報道陣の取材に応じた元世界王者でタレントの魔裟斗は「今日を迎えるまで、渋谷辺りに現れるんじゃないかなと思っていた」と悲しんだ。

 2人は同じ時代を駆け抜けたライバルであり、戦友。04年、リング上から挑戦状を叩きつけられた。「本気で言っているのかなと思った」と言うが、同年の大みそかに夢のビッグマッチは実現。「真っ向勝負でアドレナリンが出まくって、63戦の中で唯一、楽しかった試合」と感慨深げに振り返った。2人で酒を飲みながら思い出話を…。実現しなかったリング外での“共演”に「心残り」と悔しさを口にした。

 ▼主な参列者 魔裟斗(元K―1王者)、武蔵(元キックボクサー)、内山高志(元WBA世界スーパーフェザー級王者)、桜庭和志(総合格闘家)、須藤元気(元総合格闘家)、田口淳之介(元KAT―TUN)ら

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2018年11月5日のニュース