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峯田MVP 衝撃1回TKO 全日本新人王決定戦へ12人が進出

[ 2018年11月5日 05:30 ]

プロボクシング第75回東日本新人王トーナメント決勝戦 ( 2018年11月4日    後楽園ホール )

東日本新人王に輝いた(前列左から)ミニマム・柴沼、Lフライ・亀山、フライ・荒川、Sフライ・若木、バンタム・石川、Sバンタム・三尾谷(後列左から)フェザー・峯田、Sフェザー・関島、ライト・橘、Sライト・遠藤、ウェルター・辻本、ミドル・ワチュクナァツ(撮影・西尾 大助)
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 12試合が行われ、西軍代表と対戦する全日本新人王決定戦(12月23日、後楽園ホール)に12選手が進出した。フェザー級で1回TKO勝ちした峯田光(22=帝拳)が最優秀選手賞を獲得。技能賞はフライ級の荒川竜平(29=中野サイトウ)、敢闘賞はライト級の橘ジョージ(23=協栄)が受賞した。

 <フェザー級>峯田が衝撃の1回TKO勝ちでMVPに輝いた。「獲れたらいいな、ぐらいには思っていたけど…うれしいです」。奄美大島出身。高校卒業後は地元の町役場で、臨時職員として働いたが、友人たちが島を離れていく寂しさの中で、以前から好きだったボクシングへの思いが募り、上京。帝拳ジムの門を叩いた。有力選手がひしめく名門で戸惑いを感じつつも、昨年10月にプロデビュー。ここまで5戦無敗で東日本新人王となったが、まだ通過点。峯田は「あと一つ(全日本が)残っているので」と表情を引き締めた。

 <フライ級>昨年の決勝で涙をのんだ荒川が3回TKO勝ち、技能賞も獲得した。対戦相手の太田は今年4月に対戦し2回KO負けした相手だったが、「自分のリズムを心掛けた。それができたのが良かった」と笑顔。苦学して資格を取得した看護師ボクサーは、来月の全日本に向け「自分に負けた選手の思いも背負い、東の代表として戦いたい」と意気込んだ。

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2018年11月5日のニュース