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逃げようと思ったことも…正木 再起戦へ気合「同じ失敗できない」

[ 2018年5月29日 14:58 ]

再起戦に臨む正木脩也(左)とシン・ヒョンジェ
Photo By スポニチ

 ボクシングの日本スーパーフェザー級10位・正木脩也(24=帝拳)が30日、東京・後楽園ホールで行われるシン・ヒョンジュ(韓国)との同級10回戦で再起戦に臨む。29日に東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われた前日計量はリミットより100グラム軽い58・8キロでパス。シンは58・7キロだった。

 正木は今年1月に三代大訓(ワタナベ)に判定負けし、プロ10戦目で初黒星。「自分を強いと思ったことがなかったけど、こんなもんやったのかと」感じたそうだが、1、2カ月は気分が乗らずに「久々にだらだらしていた」という。「正直逃げようかと思ったこともあった」が、家族の支えで再起を決意。「デビューの頃と同じような気持ちで、リスタートという意味も込めて、またイチから頑張ろうと思う」と話した。

 再起戦だが「同じ失敗はできない」と気合が入っている。負けても周囲から人が離れていくどころか、逆に支えてくれる人が増えて「負けても得るものがあった」と感じている。「ここでも負けていたら先が見えなくなる。勝って絶対につなげる気持ちはいつも以上に強い」と意気込む反面、「楽しむことを忘れていた部分があった。一番は楽しもうと思う」と試合への抱負を語った。

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2018年5月29日のニュース