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無期限出場停止のネリ“復帰戦”中止に WBC警告受け どうなるWBSS出場

[ 2018年5月29日 11:27 ]

ルイス・ネリ
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 ボクシングの前WBC世界バンタム級王者ルイス・ネリ(23=メキシコ)が、6月9日に地元のメキシコ・ティフアナで予定していた試合出場をとりやめた。ネリに無期限の出場停止処分を科していたWBC(世界ボクシング評議会)から“警告”を受けたもの。

 ネリは2回TKO勝ちした3月の山中慎介(帝拳)戦の前日計量で大幅な体重超過を犯して王座を剥奪され、日本からは事実上の永久追放処分を受けた。WBCは出場停止を科した上で超過した原因について事情聴取し、減量について今後協力する姿勢を示していた。しかし、ネリは復帰戦を画策し、米カリフォルニア州コミッションからは開催を認められなかったものの、ティフアナに場所を移して強行しようとしていた。

 試合中止を勧告していたWBCは28日に声明を発表。マウリシオ・スライマン会長はネリに対しWBCのプログラムに従うか、無視して違う道を歩むか2つに1つを選ぶよう示したが、試合開催の決定に困惑し、失望したとし、今後は対応できないと“警告”を発していた。

 ネリはリング復帰後、WBA世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)らが参戦して今秋開幕予定の賞金トーナメント「ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)」への出場を希望していたが、今回の試合中止により今後が不透明となった。

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2018年5月29日のニュース