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王者・京太郎、V2 7回に相手陣営がタオル「しっかり倒せなかったのは反省」

[ 2018年5月7日 22:16 ]

7回TKO勝ちで防衛を果たした藤本京太郎
Photo By スポニチ

 ボクシングのOPBF東洋太平洋&WBOアジア・パシフィック・ヘビー級タイトルマッチ12回戦が7日、東京・後楽園ホールで行われ、王者・藤本京太郎(32=角海老宝石)が同級8位アーロン・ラッセル(29=豪州)に7回28秒でTKO勝ち。OPBF東洋太平洋3度目、WBOアジア・パシフィック2度目の防衛を果たした。

 序盤から積極敵に前に出た藤本は4回を終えた時点のポイントで大きくリード。相手のパンチをもらう場面もあったが、その後も優位に試合を進め、7回に猛攻を仕掛けたところで相手陣営がタオルを投入。TKO勝ちとなった。

 「勝てるとは思っていたけど、自分が思っていたよりも体が動かなかった。しっかり倒せなかったのは反省ですね。アメリカで合宿してきた成果を出せたかと言うと難しい。パンチは当たっていたけど、距離がちょっと遠かった」と課題を口にした。

 日本人初のヘビー級世界王者を目指し、K―1からボクシングに転向。「自分の中では30歳までと決めていた時もあったけど、32歳まで“暗い道”を歩き続けしまった」。その世界への道はまだ見えてこない。「きょうのボクシングじゃあ世界なんて、まだまだ。でも、これだけやって“まだまだ”と思える格闘技っておもしろい」と藤本。可能性がある限り、その歩みは止めない。

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2018年5月7日のニュース