ソフトバンク・山川穂高 超異例の“敵地独占フリー打撃” 30度の炎天下、打棒復活へがむしゃらに

[ 2026年5月19日 06:00 ]

<ソフトバンク練習>会心の当たりに笑顔の山川(撮影・中村 与志隆)
Photo By スポニチ

 ソフトバンクの山川穂高内野手(34)が18日、休日を返上し、超異例の“敵地独占フリー”を敢行した。19日から2連戦するオリックスの2軍本拠地・杉本商事BSで、マシンを相手におよそ1時間強、玉の汗を流しながらバットを振り快音を響かせた。直近5試合の打率・071でシーズン打率も1割台と絶不調の大砲は打棒復活へ向けて、決意を口にした。

 大阪は気温30度。5月中旬にもかかわらず真夏日となった青空の下で、山川のバットが快音を響かせた。

 「打っている、打ってないにかかわらず、シーズン中は試行錯誤。何もしないよりは行動して。シンプルに野球がうまくなるように、選択肢が増えるようにと思いながら、日々取り組んでいます」

 昨年、大盛況だった大阪・関西万博の会場にほど近い人工島・舞洲にあるオリックス2軍本拠地・杉本商事BSに主砲が姿を見せた。前日17日にチームは仙台から大阪に移動。当初は室内練習場での投手練習とともに、野手 も若手のピックアップ練習が行われる可能性があり、室内練習場に加えて球場も借りていた。野手は休養日となったが、それでも山川はただ一人、事前に立てた自らの予定通り行動した。

 グラウンドは貸し切り状態。敵地を“独占”する異例のフリー打撃となった。「遠征先は基本(本格打ち込みは)できないので。できた方が本来はいい」。長谷川打撃コーチ、本多内野守備走塁コーチ、チームスタッフらが見守る中で、およそ1時間強、みっちりとバットを振った。

 40試合でリーグ3位タイの9本塁打をマークしているが、打率は・182に低迷中だ。4月には自己ワーストとなる31打席連続無安打と長いトンネルに苦しんだ。直近5試合は14打数1安打の打率・071と低い数字がさらに下降している。

 「率に関してはどうしても31打席ノーヒットがある。そこに先にいくよりかはOPS(出塁率+長打率)とか、ホームランを打てる球をしっかり振り、打てない球を見逃すことを繰り返して長打で率が上がっていくようにと思っています」

 17日の楽天戦(楽天モバイル)の最終打席で放った中前打には好感触もつかんでいる。開幕6戦3発と好発進した。開幕5連勝発進しながら、勝率5割の3位。オリックス戦は今季、打率・118と得意とは言えない山川だが、チームを再浮上に導くキーマンであることは間違いない。
 (木下 大一)

この記事のフォト

「ソフトバンク」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2026年5月19日のニュース