ホワイトソックス・村上 初マルチ本塁打!16&17号で単独トップ返り咲き

[ 2026年5月18日 01:30 ]

インターリーグ   ホワイトソックス8―3カブス ( 2026年5月16日    シカゴ )

16日(日本時間17日)のカブス戦5回、2打席連続でア・リーグ単独トップに立つ17号2ランを放ち、チームメートにお辞儀で迎えられるホワイトソックス・村上(AP)
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 ホワイトソックスの村上宗隆内野手(26)は16日(日本時間17日)、カブス戦で2打席連発の固め打ちを見せた。3回の7試合ぶりとなる16号ソロに続き、5回に17号2ランをいずれも中越えへ運んだ。松井秀喜(ヤンキース)のメジャー1年目の16本をまだ45試合の時点でクリア。今季16本のヤンキース・ジャッジも一気に抜いて、ア・リーグ単独トップに返り咲いた。

 今季2度目の完売となる3万8795人の大観衆を集めた本拠地は騒然となった。6試合本塁打のなかった村上のバットが爆発した。3回、通算84勝右腕タイヨンの外角チェンジアップを中堅左に運ぶと、5回無死一塁では外角直球を中堅右へ2打席連発の17号2ラン。「7試合(ぶり)という数字がどれくらい出ていないというか、僕の中ではそんなに大きなものではない。出る時は出ますし、その準備をしっかりすることが一番大切」と淡々と振り返った。

 デビュー45試合で17本塁打は史上3位のハイペース。メジャーでは自身初の一試合複数本塁打となり、ジャッジを抜いて本塁打王争いでア・リーグトップに立つとともに、日本選手1年目の本塁打数で03年の松井秀喜を早くも追い抜いた。シーズン61発ペース。1年目の日本選手最多の18年エンゼルス・大谷の22本を捉えるのは、もう時間の問題だ。

 「結果だけ見れば17本という現状で打ててはいますけど、一番大事なのは準備。同じ体の状態で試合に挑むことが大切だと思っている。それを45試合続けられているのは凄くいいのかなと思います」

 現地中継映像ではベンチでの姿が話題を呼んだ。救援右腕バシルが魔法使いが使うようなつえを村上の前で激しく左右に振ると、魔法がかかったような「キメ顔」に。直後に2打席連発が飛び出した。バシルは地元メディアに「打席に向かう前に、つえはどこ?と聞いてくるんだ」と明かし、村上も「いや、もう100%です」と「魔法のつえ」の後押しに笑顔で感謝した。

 直近7戦中6勝で、3年連続で100敗以上していたチームが、貯金1で地区首位と1ゲーム差の2位をキープ。村上は強さの理由を「チームに“絶対勝つ雰囲気”が間違いなくある。それをみんなが当たり前にやっている結果、勝てる試合が増えている」とうれしそうに語った。仲のいい同僚バルガスは「ムネが勝利に執着する姿勢を根付かせようとしているんだ」と背番号5がもたらした“村上効果”を指摘した。同じシカゴを本拠とするチーム同士の「ウインディー・シティー・シリーズ」を1勝1敗のタイに戻し、村上の快進撃が再加速した。(杉浦大介通信員)

 ≪寿司セレブレーションも出た≫3回に村上の16号に続き、モンゴメリーが13号ソロを放つと、村上、初回に11号3ランのバルガスと3人で、寿司を握ってお互いに食べさせるようなポーズを取る「寿司セレブレーション」で祝った。今月上旬のサンディエゴ遠征で、村上が同僚たちと寿司を食べに行った後に生まれたパフォーマンス。バルガスは「みんなで楽しめるようにムネが始めたんだ」と明かした。村上とモンゴメリーのアベック弾は早くも8度目。球団記録の10度がもう見えてきた。

 ≪日本選手1年目 村上の17本は現在3位≫1年目の日本選手最多は大谷の22本塁打で、次いで06年城島健司(マリナーズ)の18本塁打。村上の17本は現在3位で更新が期待される。大リーグでの新人の最多本塁打は、17年ジャッジの52本塁打。村上、バルガス、モンゴメリーの3人がそろって本塁打したのは4度目。チームのシーズン最初の45試合では、トリオそろい踏みのメジャー歴代最多回数となった。

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