広島 4番・坂倉将吾が9回2死から意地の完封阻止打!村上に昨季から5勝献上も新井監督「いい粘り」

[ 2026年5月17日 05:05 ]

セ・リーグ   広島1─3阪神 ( 2026年5月16日    甲子園 )

<神・広(7)>9回、左前適時打を放つ坂倉(投手・村上)(撮影・中辻 颯太)
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 広島は16日の阪神戦(甲子園)に1―3で敗れた。相手先発・村上の前に打線は8回までわずか2安打と沈黙。3点劣勢の9回に坂倉将吾捕手(27)の左前適時打で右腕を降板に追い込み、最後の最後で意地は見せた。だが、反撃及ばず、チームは昨季から村上に黒星を付けられず5勝を献上。借金は今季ワーストタイの「9」となった。

 相手先発・村上の前に、打線は8回までわずか2安打無得点に抑えられたが、黙ったままでは終わらなかった。0―3の9回。1死から大盛、野間の連打で一、二塁の好機を築く。2死から、4番・坂倉がフルカウントから左前へ意地の適時打を放った。

 「良かった。一喜一憂しないように、やるべきことをやって、試合に臨むことを第一に置いている。その中で結果は後からついてくるもの」

 13日の巨人戦から2試合連続無安打だったが、悲観することなく、目の前の1打席に全集中を貫いた。5回先頭では中前打を放ち、13打席ぶりに「Hランプ」をともしたが、9回にも一筋の光をともす一打を放った。

 完封目前だった村上を降板に追い込み、なお続く2死一、三塁の好機。2番手・ドリスの初球で、代走起用されていた一走の辰見が二盗に成功した。二、三塁と好機が拡大。しかし、モンテロのライナー性の当たりは左翼・福島のグラブに収まり、球場は歓声とため息が交錯した。チームは、昨年5月30日の対戦から村上に5勝を献上したが、新井監督は前を向いた。

 「彼の立ち上がりを見て、今日は、なかなかチャンスが少なそうだなと思ったけど、最後までいい粘りだったと思う。紙一重だと思うので、また明日(17日)につなげていきたい」

 序盤からストライク先行で勝負してくる右腕に対して、各打者、早いカウントから積極的にスイングして攻略を目指した。だが、140キロ台中盤の直球をはじめ、カットボール、チェンジアップなどの変化球も低めに制球されたことも、苦戦の要因となった。天敵とはいえ、これ以上、同じ轍(てつ)は踏まない。最終盤に見せた粘りの反撃を、次回の雪辱につなげていく。 (長谷川 凡記)

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