広島・栗林良吏が球団54年ぶり快挙 シーズン2度目1安打以下完封で4勝目 虎に今季初零敗食らわせた

[ 2026年5月15日 20:30 ]

セ・リーグ   広島2-0阪神 ( 2026年5月15日    甲子園 )

<神・広(6)>8回、小幡を三振に取った栗林(撮影・岸 良祐)
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 広島先発・栗林が、猛虎打線をねじ伏せていった。終わってみれば、準パーフェクトの快投を演じた開幕3戦目の3月29日の中日戦以来、今季2度目の完封で4勝目。シーズン2度の1安打以下シャットアウト勝利は、球団では72年外木場義郎以来54年ぶりの快挙となった。

 「目の前のバッターだけ、集中していければなと思います。自分が試合で勝つことだけを意識して、勝てるピッチングを意識してやれれば、と思います」

 そう話していた通りの投球を展開した。初回こそ味方失策絡みで2死一、三塁のピンチを背負ったが、5番・中野を中飛に仕留めて窮地を脱した。リズムをつかむと、2回以降は140キロ台中盤の直球にカットボール、フォーク、カーブ、スライダーなど多彩な変化球を織り交ぜ、相手打者を手玉に取った。開幕以来38試合連続で得点を積み重ねてきた阪神打線から、スコアボードに9個の「0」を並べてみせた。

 打線も、右腕を援護した。口火を切ったのは、モンテロのバットだ。“天敵”を打ち砕いた。両軍スコアレスで迎えた4回2死無走者。カウント1ボールから相手先発・大竹が投じた内角高めスライダーを完璧に捉えた。快音を残した打球は高々と舞い上がり、鯉党が陣取る左翼ポール際へ。この日の試合前まで甲子園での広島戦で8試合6勝0敗を誇った左腕から、値千金の5号先制ソロだ。

 「甘く来たところをしっかり一振りで捉えることができた。栗林が頑張っているから、先制点を取れて良かったよ」

 そう振り返ったM砲に続いたのは、若き主力だった。1―0の6回1死三塁、3番・小園が中前適時打を放って、貴重な追加点を叩き出した。兵庫県出身のご当地選手は「いい反応で、コンパクトに対応することができました」と振り返った。この日の栗林には、この2点で十分だった。

 投打の歯車がかみ合ったチームは、連敗を2で止めた。

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