オイシックス・国吉が入団会見 NPB通算313試合に登板の右腕は新潟で恩返しのフル回転誓う

[ 2026年5月9日 05:15 ]

入団会見に臨んだ国吉(右)とパラレス
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 オイシックス新潟アルビレックスBCは8日、新潟市内のハードオフエコスタジアム新潟で国吉佑樹投手(34)とケンジ・パラレス投手(24)の入団会見を行った。横浜(現DeNA)、ロッテで主に救援でNPB通算313試合に登板するなど経験豊富な右腕は、再出発の機会を与えてくれた球団や新潟のファンへの恩返しの思いを胸に、フル回転する決意を示した。

 言葉の端々から覚悟がほとばしる。背番号はNPB時代に背負った愛着ある「92」に決まった。色紙に記した文字は「恩」。国吉は「入団に至るまでに本当に多くの方にサポートしていただいた。プレーを通して、そういう気持ちを届けられるように」と誓った。

 昨季限りでロッテを戦力外となり、今季はメキシカンリーグのサルティーヨ・サラペメーカーズへ入団。だが腰痛が悪化してプレーできないまま3月に退団した。帰国後、リハビリをしながら国内での現役続行を模索していた際、オイシックスからオファーが届く。「印象として、良い球団というのは僕の中であった。NPBに近いところでプレーできるので、自分がプレーする環境としても最適だと思った」と決断に時間はかからなかった。

 09年に育成ドラフト1位で横浜入団。身長1メートル96の長身から繰り出される威力抜群の直球を武器に、2年目の11年途中に支配下登録された。21年にトレード移籍し、昨季に戦力外を受けたロッテも含め、主に救援で313試合に登板し、26勝31敗6セーブ、61ホールド。「中継ぎで勝負したいとは球団に伝えてある」と主戦場で腕を振る覚悟だ。

 経験豊富な右腕の加入はチームにとって朗報だ。開幕から投手陣に故障者が相次いで台所事情は厳しく、4月に中日、ソフトバンクで活躍した又吉を獲得したばかり。ここまで14勝19敗2分けだが、大物補強を連発して巻き返しを期す。国吉も「腰痛も癒えて完治には近い。投げられる状態にはある」と今月中旬の登板を見据える。

 「メキシコでも不完全燃焼だったので」と再び海を渡ることも視野に入れているが、まずは新潟でチームに貢献する覚悟だ。「ワクワクしている。一つでも多く勝利を見せられるように、最大限のプレーをしたい」。頼もしい右腕が加わった。(大島 享也)

 ≪パラレスは最速158キロ右腕 MLBのドラフト候補にも≫潜在能力抜群の剛腕も加わった。米国出身のパラレスは最速158キロを誇る右腕。昨年はMLBのドラフト候補にも挙げられたが、指名はなく「メジャーリーグの次にレベルが高い」と異国での挑戦を決めた。メジャーでのプレーを夢見ながら、当面はNPB入りを目指す右腕は「すぐにでも投げられるよ」と早ければ9日のホームでの日本ハム戦で登板する可能性もある。

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