西武ドラ2・岩城 球団新人15年ぶり10S目!チームは昨年7月以来の貯金1

[ 2026年5月9日 05:30 ]

パ・リーグ   西武4―2楽天 ( 2026年5月8日    ベルーナD )

<西・楽>勝利し、長谷川(右)とタッチを交わす岩城(撮影・須田 麻祐子)
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 地元・富山の立山連峰をほうふつさせる雄大な投球だった。2点リードの9回、西武のドラフト2位・岩城が楽天打線に立ちはだかった。黒川を左飛、浅村を遊ゴロ、村林を三飛と、危なげなく3者凡退で締めた。

 新人で2桁10セーブ目は、球団では11年に22セーブを挙げた牧田和久以来、15年ぶり2人目で、5月達成は球団史上最速。「自分のパフォーマンスを出せていると思う。去年の平良さんのセーブ数(31)を超えられるように頑張りたい」と声援に応えた。

 直球勝負にこだわる。この日は3人をいずれも直球で仕留めた。最速152キロの直球は全体の約69%で「力強い直球でファウルや空振りが取れるのが僕のポイント。ある意味で魔球と思っている」という武器でプロの強打者も打ち取ってきた。

 堂々としたマウンドさばきだが、まだ大学を卒業したばかりの22歳。ブルペンからマウンドに向かう心境は「無」だと言い「とても緊張するタイプ。早く終わってくれないかなと考えています」と初々しさものぞかせる。

 シーズン換算では39セーブペース。牧田の球団新人最多セーブ記録だけではなく、22年の巨人・大勢らの新人最多37セーブをも超える勢いだ。「一試合一試合やっていくのはもちろん、やるからには数を積み重ねたい」と見据えた。

 チームは今季5度目の挑戦で、昨年7月13日以来の貯金1へとようやく浮上した。貯金生活へ導いた立役者は「明日も自分が投げてファンを盛り上げたい」とクローザーとしての自覚も芽生えてきた。 (河西 崇)

 ◇岩城 颯空(いわき・はくあ)2003年(平15)9月17日生まれ、富山県出身の22歳。富山商ではエースとして3年夏の富山大会で大会新の12連続奪三振も甲子園出場なし。中大を経て25年ドラフト2位で西武入団。今季3月31日のオリックス戦で新人では史上7人目の初登板初セーブを挙げた。1メートル81、95キロ。左投げ左打ち。

 ≪大勢以来19人目≫新人の岩城(西)が10セーブ。新人の2桁セーブは22年大勢(巨)以来19人目で、西武では11年牧田和久(22セーブ)以来15年ぶり2人目。新人で5月までに10セーブ到達は04年三瀬幸司(ダイエー)、15年山崎康(D)、21年栗林(広)、大勢に次いで5人目。このままのペースでいけばシーズン39セーブとなり、球団記録の38セーブ(豊田清=02、03年)、プロ野球新人記録の37セーブ(山崎康、栗林、大勢)に手が届く。

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