広島・菊池涼介 山本浩二以来の球団2位タイ入団15年連続弾 1号V3ランでDeNA戦連敗9で止めた

[ 2026年5月7日 05:05 ]

セ・リーグ   広島10─0DeNA ( 2026年5月6日    横浜 )

<D・広(8)>3回、ナインに迎えられる菊池(撮影・島崎忠彦)
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 広島・菊池涼介内野手(36)が6日、あのレジェンドに次いで球団2位タイに浮上した。DeNA戦(横浜)で、3回に左翼席へ大勝を呼ぶ今季1号先制3ラン。入団から15年連続本塁打は、球団では同18年連続の山本浩二以来の快挙となった。投げては、先発・栗林良吏投手(29)が無四球で7回を散発3安打無失点に抑え、3勝目。同カードの連敗を9で、開幕からのそれを6で、それぞれ止めた。

 プロ野球歴代5位の通算373犠打。長く打線をつなぐ黒子役に徹していても、牙をむいていい場面ではガッとむく。「2番・二塁」で先発した菊池が、秘めたるパンチ力を披露したのは3回だ。

 「(本塁打は)たまたま。チャンスで僕が還したら、みんなが楽になる。2ボールになって、思い切りいったのが結果的に良かったんじゃないかな」

 持丸と秋山の安打で築いた2死一、二塁の好機。DeNAの先発・深沢が2ボールから投じた内寄り高め直球を振り抜くと、放物線を描いた打球は真っ赤に染まる敵地の左翼席へ吸い込まれた。猛攻の口火を切る、先制の今季1号3ランだ。

 「僕の本塁打で比べられるのは、浩二さんや、そんなメンバーの方々に申し訳ない」

 入団1年目の12年から、これで15年連続本塁打。球団では山本浩二の18年連続に次ぎ、山本一義、三村敏之と並んだ。長く一線級で活躍してきたからこその勲章。13年から10年連続ゴールデングラブ賞を受賞した名うての名手だが、打撃でも16年に最多安打を獲得した実績がある。

 「今年は横一線のスタート。体は元気だけど、成績で戦力と思ってもらえないと、この場に居られない。頑張ってしがみつき、結果を残してという感じ」

 元気な体でいる努力を欠かさない。一例が入団以来72~73キロを維持する体重だ。「その体重がもう身に付いている」。一度74キロに増量したことがあるが、「飛距離は出ても、動けなかった」ため戻した。食事に気をつかい、間食を控える。地道な行動が15年に及ぶ活躍のバックボーンだ。

 投打がかみ合う久々の大勝。昨季からのDeNA戦連敗を9で、開幕からのそれを6で止めた新井監督は「初対戦で難しかったと思うけど、2ボールからの読みと思い切り。キクの先制3ランが本当に大きかった」と、ベテランを称えた。

 「打撃でいい成績だと思えるのは、14年間で2回ぐらい。打てない中で何ができるか。それも戦力だと思う。何が(自分の)役割なのかを、考えながらやっているので」

 積極的に振る若鯉が多い打線にあって、36歳の名手が果たす役割は小さくない。黒子でありながら一発長打も秘める。浮上へ、菊池の力は欠かせない。 (江尾 卓也)

 ○…菊池(広)が3回に1号3ランを放ち、入団1年目の12年から15年連続本塁打。球団で新人から15年以上連続本塁打は、山本一義(1961~75年=15年連続)、三村敏之(67~81年=15年連続)、山本浩二(69~86年=18年連続)に次いで4人目。

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