広島・坂倉将吾 満塁弾は4本中3本がハマスタ!めっぽう強い初球狙いで一閃、4番の仕事

[ 2026年5月5日 05:05 ]

セ・リーグ   広島8―11DeNA ( 2026年5月4日    横浜 )

<D・広(6)>初回、満塁弾を放ち、小窪コーチ(左)に迎えられる坂倉(撮影・島崎忠彦)
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 広島・坂倉将吾捕手(27)が4日、鮮やかな満塁アーチをかけた。DeNA戦(横浜)で、初回に甘い直球を逃さず右翼席へ。満弾は自身4本目で全て同カード、そのうち3本が同球場という相性の良さだ。試合は、大瀬良大地投手(34)が3回途中6失点KOされ、今季初となる2桁失点の投壊。DeNA戦は61年以来65年ぶりの開幕6連敗、昨季を含めると、87年以来39年ぶりの9連敗となった。

 左から右方向への強い風は全く関係なかった。打球速度165・4キロメートル、角度24度、飛距離112メートルの弾丸ライナー。4番・坂倉が初回、バットで敵地に詰めかけた青いファンの悲鳴を呼んだ。

 「良いスイングができた。最近、1打席目や1球目を大事にしようと、チームで継続的に話しているので、そこは良かった」

 DeNA・竹田の立ち上がりを攻めた。先頭・秋山の右前打と菊池の四球、小園の右前打で築いた初回無死満塁の絶好機。坂倉は甘く入った初球の内寄り直球を逃さず、敵地の右翼席へ鋭い打球を突き刺した。3試合ぶりの4号満塁弾だった。

 「いく時はいくし、いかない時はいかないし。ただ、一番思い切り振れるカウントではあるので、振りたいとは思っています」

 今季は初球にめっぽう強い。この日の満塁弾を含め、13打数7安打、打率・538、2本塁打、11打点。4月28日の巨人戦で、2―0の5回に則本から放った2号右越え3ランも初球だった。狙い球を逃さない技術、集中力がキラリと光る。

 満弾は自身4本目。本人は「横浜は好きだけど、それは知らなかった」と言うが、4本全てDeNA戦で、このうち3本は“ハマスタ”で放ったものだ。まさに好相性。これで22打点となり、阪神・佐藤輝に次ぐリーグ2位に浮上した。

 だが、坂倉の満塁弾が勝利に直結しないからもどかしい。「彼の前にランナーを(ためて)。今日も見事な本塁打だった」。新井監督は4番打者を称え、モンテロの2ランなどで追い上げた終盤の攻撃をもとに「最後まで諦めない気持ちは出ていた。明日につなげたい」と前を向いた。

 「打点を挙げられたのはうれしいけど、最後のチャンスで打てなかったのが悔しい。1打席目が良かっただけに、いい感じにいきたかった。また練習からしっかりやって、試合に入ろうと思います」

 8―11とした9回2死一塁で、フルカウントから坂倉が見逃した内角低め直球は無情にもストライクの判定。悔しさを抱えたまま引き下がれない。DeNAに開幕6連敗。負けっ放しは許されない。上昇気流に乗る4番が負の流れを止める。
(江尾 卓也)

 ○…先発4番の坂倉(広)が初回、23年5月2日DeNA戦以来3年ぶり通算4本目の満塁本塁打。初回4番打者の満塁本塁打は25年7月9日のレイエス(日)以来プロ野球35人目、38度目。広島では78年山本浩二、91年西田真二、22年マクブルームに続く4年ぶり4人目。過去3度は試合に勝利しており、今回が初の敗戦。プロ野球全体でも19年7月24日レアード(ロ)が打って、ソフトバンクに敗れて以来の史上5度目。

 ○…坂倉の満塁弾は4本全てDeNA戦で記録。このうち3本を横浜で打っている。

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