戦い方に感じた日本ハム・新庄監督の変化 「もう遠慮はしません」がいよいよ始まる

[ 2026年5月2日 08:00 ]

日本ハム・新庄監督
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 勝利への執念を感じる一試合だった。日本ハムは1日、オリックスに5―1で逆転勝ち。この日はロッテが敗れたため、最下位脱出に成功した。試合後に新庄監督は「選手に聞いてあげて」と球団を通じてコメント。詳細を本人の口から聞くことはできなかったが、明らかにこれまでの戦い方と変化を感じた。

 まずは2点リードの4回1死一、三塁。万波に対し、1ストライクからセーフティースクイズ(記録は内野安打)を敢行した。まだ試合は序盤で長打が見込める万波。だが、直近14打席無安打と安打が出ていなかっただけに万波本人も「(サインが)ありそうだなって予感はした」と指揮官と思惑が一致。前日30日の西武戦でも延長10回にスクイズを外されていたが、確実に1点を取りに行く選択をした。

 また、投手の継投にも執念を感じた。先発した加藤貴は初回に先制を許すも、最少失点での粘投を続けていた。しかし、3点リードの6回2死からシーモアに左翼線への二塁打を許した場面で降板を指示。9回にはセーブシチュエーションではないが、勝ちパターンの田中を2試合連続でマウンドへ。絶対にカード頭を落とさないという決意を感じた。

 開幕からスタートダッシュに失敗し、前日まで13勝16敗で最下位に沈んだ。それでも、全試合に出場したのは郡司、清宮幸、万波の3人のみ。キャンプイン前夜に新庄監督が「今僕の中で投手と野手の固定メンバーは決まっている。ただもう1回だけ、ガッチガチの競争を開幕から1カ月ちょっと争ってみよう」と話していたように、29試合で29通りの打順パターンを組み合わせるなど昨季同様、レギュラー争いを促してきた。

 ただ、チャンスを与えるのはここまで。これまで以上に指揮官自身が非情になり、勝利にのみ徹していく必要がある。「年俸1億円超えた選手でも、ケガしたり調子が悪かったりしたら2軍に落ちてもらわないといけない年。とにかく全て勝つ。勝つだけ。もう遠慮はしません」と、語っていた新庄監督。5月のスタートともに、逆襲の予感が漂っていた。(記者コラム・清藤 駿太)

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