【能見篤史氏 視点】阪神・村上は初回失点も、きちんと試合をつくってエースの役割果たした

[ 2026年4月26日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神2―2広島 ( 2026年4月25日    甲子園 )

<神・広(4)>力投する村上(撮影・大森 寛明)
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 阪神先発の村上は、さすがだなと思った。登板2試合連続となる初回失点で課題は残し、立ち上がりから4回まではピンチの連続。それでも得点圏に走者を背負ってから粘り強く、ボールを低めに集め、無四球。5回からの3イニングは3者凡退を続けて、終わってみれば7回1失点。1年間ローテーションを守れば必ず状態が良くない時はあるが、きちんと試合をつくり、これがベンチからもチームメートからも信頼される投球で、エースの役割は果たした。

 4回までの被安打7のうち、初回の坂倉の中前適時打を含め5本が真っすぐを打たれたもの。対戦2巡目からは変化球を中心に変えていたが、1巡目の様子を見て捕手・坂本と対応していったのだろう。基本的にはバッテリー間で2巡目からどうするかを話し合うのだが、このコンビは手詰まりにならない多くのパターンを持っているし、それに応える村上の制球力がある。勝てなかったものの、負けもしなかった。ペナントレース143試合戦う上では、この「1分け」は決して小さくはない。 (本紙評論家)

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