阪神・佐藤輝明 終盤の鬼だ!5打席目以降の打率・778「粘って、あそこまで行けたのは良かった」

[ 2026年4月26日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神2―2広島 ( 2026年4月25日    甲子園 )

<神・広(4)> 12回、左前打を放つ佐藤輝 (撮影・亀井 直樹)
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 阪神は25日の広島戦に引き分け、藤川球児監督(45)の通算100勝は、またもお預けとなった。両リーグを通じて今季最長試合となった一戦。最後まで粘った打線で、光ったのは佐藤輝明内野手(27)だ。5打席目の9回に中前打、6打席目の延長12回には左前打、と終盤の強さを発揮。今季、5打席目以降は通算9打数7安打の打率・778と、驚異の集中力を発揮している。

 鋭い視線の先には白星があるはずだった。佐藤輝は最後まで勝利を信じ、バットを振った。甲子園をサヨナラの歓喜に満たすため、4番は安打を連ねた。

 9回2死一塁では左腕ハーンの初球157キロをしっかりと打ち返した。中前打で2死一、三塁とチャンスを拡大。延長12回は先頭打者で右腕・斉藤汰に対して、ファウルで粘り、7球目の153キロを左前打。今季最長4時間58分のロングゲーム。それでも佐藤輝の集中力は途切れることはなかった。

 「はい。粘って、あそこまで行けたのは良かったです」

 明るい太陽の下で始まった試合が、夕焼けで赤く染まり、最後はナイター照明となっても、闘志は衰えなかった。応援してくれるファンのために1本でも多く打つ。今季の各打席ごとの打率にも、その姿勢は表れている。3打席目の打率・389(18打数7安打)、4打席目は打率・400(20打数8安打)、そして5打席目以降は驚異の打率・778(9打数7安打)。後半になればなるほど、その数字を上げている。

 「最後も出塁?はい。できたんで良かったです」

 打つだけではない。同点で迎えた8回は申告敬遠で出塁すると、無死一、二塁から大山の中飛で森下の動きに連動して、タッチアップに成功。無死二、三塁として相手に圧力をかけたことが、高寺の申告敬遠、そして小幡の押し出し四球による2点目につながった。延長11回には佐々木のライン際でバウンドして方向が変わった打球を走りながら捕球し、ジャンピングスロー。同12回の二俣の打球もしっかり処理。攻走守で体を張った。

 「切り替えて?いや、切り替える必要もないですけど。また明日頑張ります」

 この日は4度出塁し出塁率・450は再びリーグトップに浮上。10度目の複数安打で打率も・384と4割復帰を射程圏にした。日曜日こそ、勝利を呼ぶ一打を佐藤輝が決める。

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