阪神・大山悠輔 スロースターターのイメージ払拭 セ界の満弾一番乗り!好相性のハマスタ21発目

[ 2026年4月23日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神6―7DeNA ( 2026年4月22日    横浜 )

<D・神(5)>3回、大山は満塁弾を放つ(投手・竹田)(撮影・須田 麻祐子)  
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 阪神・大山悠輔内野手(31)が、22日のDeNA戦(横浜)でセ・リーグ一番乗りの満塁本塁打を記録した。4点を先制された直後の2回に8試合ぶりの左越え2号ソロを放つと、3回2死満塁では一時逆転となるグランドスラムを右翼席へ運んだ。チームは6―7で敗れ、今季2度目の連敗、2度目のカード負け越しを喫したが、白鴎大時代に関東地区大学野球選手権の舞台として親しんだ思い出の地での5番打者の“本領”発揮は、猛虎にとって心強いかぎりだ。

 試合後、チームの誰よりも勝利を欲し、反省を繰り返す大山に笑顔はない。悔しさをにじませながら、帰りのバスへと歩を進めた。

 「結局は勝たないことには…だと思う。そこはもっと何かできたんじゃないかなという反省はありますし、勝つか負けるか。ホームランを勝ちにつなげていけるように、しっかりやっていきたい」

 DeNAに僅差で屈した夜。だが頼れる猛虎の5番打者は、鮮やかな放物線で横浜の虎党を沸かせた。

 3回2死満塁で迎えた第2打席。竹田の初球147キロ直球をフルスイングし、右翼席の最前列へ一時逆転の満塁弾を運んだ。その身に喝采を浴びつつダイヤモンドを一周。グランドスラムは25年9月5日広島戦以来、通算4本目。無死満塁から森下、佐藤輝の凡退で横浜スタジアムにこだましたタメ息を、一振りで吹き飛ばした。

 反撃の号砲を打ち鳴らしたのも、大山のバットだった。0―4の2回1死。2球目のカーブをすくい上げ、左翼席へ突き刺した。実に8試合34打席ぶりの2号ソロで目覚め、次打席へつなげた。2打席連発は22年6月17日DeNA戦以来4年ぶり8度目。この男は、とにかく「横浜」と相性がいい。

 前夜は7年ぶりの16失点を喫して9―16の敗戦の中、2安打1打点。今季初めて打率を3割に乗せ、この夜も前夜に引き続き打撃戦の展開となった。18年9月16日には3本塁打を含む6打数6安打7打点の大暴れを演じたこともあるハマスタでのキャリアに、さらに2本塁打を加えた。同球場での通算21本塁打は、球団生え抜きでは最多に浮上。1試合5打点以上は、20年9月18日の中日戦以来6年ぶり5度目で、そのうち3度までが横浜だ。

 近年は開幕からスロースタートの印象が強いが、今季は違う。これで14日巨人戦から7試合連続安打。開幕から好調を持続している森下、佐藤輝に続き、大山の状態まで右肩上がりだ。リーグの打点トップ3には、猛虎のクリーンアップが名を連ねる。今季2度目の連敗が止まるのも、時間の問題に違いない。「あした(23日)一つ取って、帰れるようにしたい」と背番号3。次は、勝利につながるアーチを架ける。(石崎 祥平)

 ○…大山(神)が1―4の3回に逆転の3号満塁本塁打。25年9月5日の広島戦(甲子園)で放って以来の通算4本目。横浜スタジアムでは自身初満塁弾の20年9月8日以来6年ぶり2本目。2回の2号ソロとで、この日は2打席連続の2本塁打。同球場での本塁打は21本を数え、本拠の甲子園65本に次ぎ、ビジター球場で最多。阪神選手の歴代でも真弓明信の26本に続く2位で、岡田彰布と鳥谷敬の19本を上回って、生え抜き選手単独最多になった。

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