巨人 阿部マジック!小浜プロ初安打&平山プロ初打点で逆転 長野で5連勝

[ 2026年4月22日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人2―1中日 ( 2026年4月21日    長野 )

<巨・中>勝利し喜ぶ平山(右)ら巨人ナイン(撮影・光山 貴大)
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 巨人は21日、長野での中日戦に2―1で逆転勝ちし、連敗を2で止めた。試合前に不動の「3番・遊撃」だった泉口友汰内野手(26)が、打球を顔面に直撃で受け負傷離脱。キーマン不在のピンチで今月上旬に支配下登録された平山功太内野手(22)が逆転決勝打でプロ初打点。泉口に代わって遊撃でプロ初出場したドラフト5位・小浜佑斗内野手(24)がプロ初安打でお膳立てするなど、若い力が窮地を救った。

 阿部監督は開幕前に「新しいジャイアンツをつくる」と掲げた。その言葉を象徴するような一戦になった。試合を決めたのは今月に支配下登録されたばかりの3年目・平山だ。7年ぶりの長野で、ファンに勝利を届けた。

 「最高にうれしくてガッツポーズが出ちゃいました。(背番号)69番、平山功太です。皆さんの応援で一本打つことができました」

 “ヤングG”が躍動したのは7回だ。無死一塁から、この日に昇格したばかりで初スタメンに抜てきされたドラフト5位・小浜が、バスターエンドランを仕掛けた。ヘッドスライディングでプロ初安打の遊撃内野安打をもぎ取ると、なお無死二、三塁。その前の2打席は凡退だった平山が「腹をくくって打席に入った」と金丸から中前へ逆転2点打を放った。プロ初打点に「チームが勝てれば何でもいい」と笑った。

 平山は環太平洋大1年時は全日本大学野球選手権にも出場したが、環境が合わずに中退した。一度は野球を辞める決心をしたが、両親からの「野球を続けてくれ」という言葉に奮起。独立リーグに進み、巨人の入団テストを経てプロ入りの夢をかなえた苦労人だ。

 チームの長野での試合は19年7月15日のヤクルト戦以来だが、平山自身は3軍戦や独立リーグ時代にたびたび訪れていた。ただ、凡打を繰り返しているイメージが強く「長野はあまり相性が良くなくて、いい思い出はないんですけど、マジで一本出て良かったです」と汗を拭った。

 試合前練習では、泉口が、顔面に打球が直撃して離脱するアクシデントが発生した。開幕から不動の「3番・遊撃」だった男が不在となるピンチの中で、代わって遊撃に入った小浜も勝利に大きく貢献し「自分の持っているものを出せるようにと思っていた。何とか必死でやるだけだった」とはにかんだ。

 これで、長野では13年から5連勝となり、連敗も2で止めた。阿部監督は「素晴らしいゲーム。まだまだこれからが競争だし、勉強だし、と思っています」と言う。成長著しい若手とともに新しく、そして強い巨人をつくり上げる。(田中 健人)

 ◇平山 功太(ひらやま・こうた)2004年(平16)3月16日生まれ、広島県出身の22歳。瀬戸内から環太平洋大に進学。1年時に中退し、BSL・千葉に入団した。23年育成ドラフト7位で巨人へ入団し、今月6日に支配下登録された。1メートル85、82キロ。右投げ右打ち。

 ◇小浜 佑斗(こはま・ゆうと)2001年(平13)10月5日生まれ、沖縄県出身の24歳。中部商から沖縄電力に進み、23~25年に3大会連続で都市対抗に出場。25年ドラフト5位で巨人に入団した。1メートル80、86キロ。右投げ右打ち。

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