森福允彦さん “小さな大投手”ファンとの触れ合い楽しんでます 昨年9月スパムおむすび専門店オープン

[ 2026年4月22日 06:00 ]

スパムおむすび専門店をオープンさせた森福さん
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 【あの人に逢鷹(あいたか) ホークス戦士のその後】ホークスOBの今を伝える連載「あの人に逢鷹」。今回は現役時代に“小さな大投手”として活躍し、今もメディアなどで活躍している森福允彦さん(39)だ。昨年9月に福岡市内にスパムおむすびの専門店「SPAM MAMA」をオープン。今年からみずほペイペイドームでのワゴン販売も始めた。自ら店頭に立つこともある。

 3月27日に行われたソフトバンク―日本ハムの開幕戦。みずほペイペイドームのコンコースで商品の「スパムおむすび」を手渡す森福さんの姿があった。「皆さんの勝負飯、勝ち飯になってくれたらと思っています」とPRした。

 昨年9月に福岡市内に「SPAM MAMA」をオープンした。高菜、たくあんなどをアレンジしたマヨネーズソースがサンドされた「オリジナルスパム」が定番の人気メニューだ。森福さんの妻が子供の頃に作ってもらっていた“母の味”を再現したもので、かつてはホークスにも差し入れされていた“縁起物”でもある。

 今年のオープン戦からドーム内でのワゴン販売もスタートした。多忙の中ではあるが時間が許せば森福さんも店頭に出るようにしている。開幕戦時はタマスタ筑後で行われたファーム・リーグの中継後に、みずほペイペイドームに駆けつけていた。

 06年の大学生・社会人ドラフト4巡目でソフトバンクに入団。通算成績は423試合に登板し、17勝17敗、134ホールド、18セーブ、防御率2・59。2011年の中日との日本シリーズ第4戦で無死満塁を切り抜けた“森福の11球”をはじめ、ピンチの場面での火消しで持ち味を発揮した。13年には日本代表としてWBCにも出場した。

 自らの転機として挙げるのが08年秋からサイドスローに本格転向し一芸を磨き上げたことだ。当時、現役選手だった小久保監督からの言葉にも感謝している。「プロで生きていくすべについて言葉をもらいました。“どこかで輝かないと見つけてもらえない。一芸を磨け。まずは左打者を100%抑えられる投手になれ”と。励みになりましたね」

 今は応援してくれていたファンの人たちと会えることも楽しみだという。「また触れ合える機会ができたことはうれしいですね。引退してから会えてなかった人が、家族と一緒に来てくれたりすることもあります。思い出話に花が咲くこともありますよ」

 現役時代から何時間もサインを書くなど、ファンサービスに熱心だった森福さん。接客時に見せる笑顔は当時と変わらない。 (木下 大一)

 ◇森福 允彦(もりふく・まさひこ)1986年(昭61)7月29日生まれ、愛知県豊橋市出身の39歳。豊川では甲子園出場なしも、2年時に56イニング連続自責「0」の愛知大会記録を樹立。シダックスでは05年スポニチ大会新人賞。06年の大学生・社会人ドラフト4巡目でソフトバンク入団。10年から1軍に定着し、13年に日本代表に初選出された。16年オフにFA宣言し、巨人に移籍。19年現役引退。1メートル72。左投げ左打ち。

 ▽森福の11球 11年11月16日の中日―ソフトバンクの日本シリーズ第4戦における森福の伝説的救援。2―0の5回に1点を返され、6回は無死満塁。ここで先発のホールトンを救援すると、先頭の小池を4球で三振に仕留め、続く平田は2球で左飛。二死満塁から迎えた谷繁は5球目をショートゴロと11球で無失点に抑えた。続く7回も3者凡退で切り抜け、1点差勝利。シリーズの流れを引き戻したソフトバンクは、4勝3敗で日本一に輝いた。

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