阪神 盤石の救援陣が崩れ首位陥落 モレッタ「反省するしかない」岩崎優「次が大事」

[ 2026年4月15日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神3―4巨人 ( 2026年4月14日    甲子園 )

<神・巨(4)>8回、大城に同点ソロを打たれたモレッタ(撮影・岸 良祐)
Photo By スポニチ

 阪神は14日、巨人戦(甲子園)に逃げ切りに失敗し、連勝が4で止まった。2点差を逆転して迎えた8回にモレッタが追いつかれ、9回に岩崎が決勝打を浴びた。今季無失点で盤石を誇った両投手が崩れ、今季初の8、9回の連続失点を喫した。守備の乱れも重なって、両球団による共同プロジェクト「伝統の一戦~THE CLASSIC SERIES~」の初戦を落とし、5日ぶりにヤクルトに首位の座を明け渡した。

 勝利のシナリオは完成していたはずだった。7回、巨人リリーフ陣に集中打を浴びせて2点差をひっくり返す。残り2イニング。鉄壁の救援陣をもってすれば1点差逃げ切りはたやすいと思われたが、現実は甘くなかった。

 8回、メジャー通算112試合登板のモレッタがつかまる。簡単に2死を奪った後、大城に右中間への同点弾を浴びた。4万2603人が入った球場が深いため息に包まれる。来日7試合目で初失点した右腕は「今日の投球は自分のせいなので反省するしかない。次に切り替えて頑張ります」と責任を背負った。きょう15日が30歳の誕生日。20代最後の1日は悔しい形で終わった。

 同点の9回は守護神の岩崎が沈んだ。2死二塁の場面。日本ハムから新加入した松本に決勝の左前打を許した。3ボール1ストライクから甘く入ったストレートを完璧に振り切られた。試合前時点で5試合無失点、4セーブを挙げた13年目左腕に今季初黒星が付き「次が大事だと思うのでしっかり頑張ります」と前を向いた。チームの連勝は4で止まった。

 8、9回の連続失点による逆転負けは今季初。リードした展開で8、9回に連続失点がなかった昨季との勝手の違いが浮き彫りになった。昨季連続無失点のプロ野球記録を樹立した石井が春季キャンプ中に左アキレス腱を断裂して離脱。さらに防御率0・87で46ホールドを挙げた及川が今は不振で2軍で過ごす。左右の両輪を欠く中でここまで持ちこたえてきたが、この日は手痛い一敗を喫した。

 必勝パターンが崩れた藤川監督は「展開ですね。今日のゲーム展開で、やっぱり巨人も全力で来ていますから」とリリーフ陣をかばった。その一方で、「展開的にタイガースのペースっぽくなかった」と指摘。2回の失点に直結した木浪と中野の精彩を欠く守備を悔やんだ。「お互いにギリギリの勝負をしていくと。明日(15日)もそれが続く。頑張りましょう」。指揮官はそう言って会見の席を立った。リリーフ陣と守備。ストロングポイントが崩れれば、勝利の女神も簡単に背を向ける。(倉世古 洋平)

 ○…阪神の連勝が4でストップ。今季の逆転負けは4月8日のヤクルト戦以来2度目。7回終了時点でリードの8試合では初の敗戦。

 ○…チームが8、9回に連続して失点は、昨季4月3日のDeNA戦以来で昨季は1度だけ。ただし前回は7回終了時点で0―1の劣勢。7回終了時点のリードから連続失点は、24年7月27日の中日戦(7―0→7―3)以来。敗戦は同年6月5日の楽天戦(2―0→2―3)以来2年ぶり。

≪2回、守備が乱れて失点≫
 ○…猛虎が守乱にあえいだ。2回、先頭・ダルベックの打球を遊撃・木浪がファンブル。慌てて拾い一塁へ送るも、これが悪送球となった。「自分のミスです」。さらに無死一、二塁では大城の打球が二塁・中野へ飛んだものの、ややバウンドが変わって打球処理に失敗し、失点につながった。記録は適時打も、「対応力不足。ああいうところを捕らないと、投手が苦しくなる」と肩を落とした。

▽伝統の一戦~THE CLASSIC SERIES~ 
16年から阪神・巨人両球団で相互展開するプロジェクト。互いの本拠地で対戦する際に共通ビジュアルや各種演出で盛り上げる。今季は4月14~16日の甲子園3連戦と5月22~24日の東京ドーム3連戦で実施される。

この記事のフォト

「阪神」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2026年4月15日のニュース