【侍ジャパン】“優勝請負人”山本由伸 ベネズエラ140億円打線ぶった斬る!「隙を見せることなくやる」

[ 2026年3月15日 01:40 ]

非公開練習の中で調整する山本
Photo By ゲッティ=共同

 優勝請負人が強力打線分断だ。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で連覇を目指す侍ジャパンは14日(日本時間15日)、準々決勝でベネズエラと対戦。先発・山本由伸投手(27)が、今大会最後の登板を迎える。中南米の強豪は、1次ラウンド全4試合で初回に得点。キーマンとなるメジャー通算186発の1番・アクーニャと、3年連続首位打者の3番・アラエスを抑えて侍に勢いをもたらす。 

 鍵は初回だ。WBC初対戦となる強豪ベネズエラ。山本はパワーだけでなくコンタクト力を誇る極めて厄介な相手に「派手な部分が凄く目立つが、細かい、基礎の部分が凄い印象。メジャーで活躍している選手たち。隙を見せることなくやっていく」と臨む。

 予想オーダーの先発野手9人で年俸総額140億円超の強力打線。1次ラウンド4試合全てで計7得点を初回に挙げ、試合を優位に進めてきた。初回に上位打線を分断できるかが命運を握る。まず、1番アクーニャ。23年に史上初の「40―70(41本塁打&73盗塁)」を達成したナ・リーグMVPだ。ただ、昨年の球種別打率では直球が・269、カーブが・222、特にスプリットは・125で空振り率は61・9%に上る。代名詞でもある落差の大きなカーブ、スプリットが武器の山本にとっては主要の3球種だけに、目線を上下させる縦変化での攻略に期待がかかる。

 3番アラエスは、通算打率・317の3年連続首位打者。アクーニャとは一転、ほぼ全ての球種の空振り率が10%を切るミートは驚異だが、シンカーが打率・162、カットボールが・233、スプリットが・200と打率は落ちる。高速カットなど、微妙に動く球種も持つ山本はレギュラーシーズンで通算6打数無安打に抑えてきた。

 決戦前日。山本ら投手陣の一部は、非公開で行った午前中にローンデポ・パークでの練習ではなく、午後からフロリダ市内で別調整。ナイター用に時間調整も兼ねて遠投などを行い、宮崎事前合宿でアドバイザーを務めてマイアミで再合流したダルビッシュと話す姿もあった。21年からオリックスとドジャースで「1人5連覇」中。19年プレミア12、21年東京五輪、23年WBCも優勝に導いた優勝請負人に、井端監督は「行けるところまで行ってほしい」と準々決勝の球数上限となる80球まで託す構えだ。

 昨季はワールドシリーズMVPに輝き、大谷が「世界でNo・1」と認めた右腕。「体調も凄くいい。自信を持ってマウンドに上がれる。チーム一丸となって、日本の良さが出たら勝てる。全員で戦う」と決戦に挑む。(神田 佑)

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