ソフトバンク ドラ5高橋隆慶「出来すぎかなという感じはあるけど」9回に逆転サヨナラ2ラン 

[ 2026年3月4日 06:00 ]

オープン戦   ソフトバンク4―3ヤクルト ( 2026年3月3日    みずほペイペイD )

<ソ・ヤ>9回、逆転サヨナラ2ランを放った高橋(右)は笑顔で小久保監督らとタッチをかわす(撮影・成瀬 徹)
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 ソフトバンクのドラフト5位ルーキー・高橋隆慶内野手(24)=JR東日本=が3日、本拠地の今季オープン戦初戦で大仕事をやってのけた。途中出場から2―3で迎えた9回に左翼テラス席へと運ぶ逆転サヨナラ2ラン。劇的な“プロ1号”となった。社会人No・1スラッガーの呼び声で入団した強打の三塁手。昨季日本一チームの分厚い選手層を突き破り、開幕1軍を果たすべく奮闘中だ。

 とんでもない勝負強さだった。鷹のルーキー高橋がみずほペイペイドーム初登場で“プロ1号”。しかも、人生初のサヨナラ弾を左翼テラス席に放り込んだ。

 「本当に出来すぎかなという感じはあるけど、どんどん振って行く姿勢がこういう結果につながった」

 劇的な一撃は2―3で迎えた土壇場の9回に出た。1死二塁でヤクルトの5番手・広沢の初球を振り抜く。オープン戦3打席目での初安打が逆転サヨナラ2ラン。「自分が試合を決めて、最後にチームメートから祝福されるのはどのカテゴリーでも気持ちいいものだなと。公式戦で何回もできたらな」。記念の本塁打球は試合終了時点では手元には戻ってこなかった。「公式戦で打って1球目をもらいたいです」と笑顔で新たな目標を掲げた。

 守備でも魅せた。8回の守りから三塁で途中出場。8回無死一塁でモンテルの打球を殺した絶妙な送りバントを素手で捕って一塁でアウトにした。小久保監督は「捕る際のグラブの音がいい」と課題の守備面でも成長を期待し、宮崎キャンプ中には2度のノックで鍛えた。攻守でグングン成長中だ。

 球界を代表するスラッガーから吸収したものも生きている。春季キャンプ中に柳田、山川に打席での心得を聞いた。「真っすぐをセンター返し」と同じ意見だった。中堅方向へ打ち返すスイングを意識し素直にバットを出す。そこに持ち前のパワーが加わり、飛距離が出る。小久保監督は「本拠地でサヨナラホームラン、びっくりしました。思い切りはずっといいですね」と笑顔で称えた。

 茨城県出身。同郷の先輩には柳町、大関がいて「いろんなところでつながっている選手がいて、先輩たちとも会話しやすい」と話したルーキーが目指すは開幕1軍メンバー入りだ。“鷹のタカハシ・タカノリ”は「最高の結果だし、最高のアピールになったと思う」と高々と舞い上がったアーチに手応えをつかんでいた。 (井上 満夫)

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