ロッテ 28歳球団広報の新人は元吉本興業マネジャー「選手とファンの架け橋になれたら」

[ 2026年2月5日 08:00 ]

球団広報室に新たに加わった事業広報グループの懸田慧さん
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 宮崎県都城市で行われているロッテの1軍春季キャンプは、5日から第2クールに突入した。ドラフト1位の石垣元(健大高崎)ら新人選手、カスティーヨ、ロングの新外国人、そして現役ドラフトで阪神から移籍した井上ら新戦力たちが最下位からの巻き返しを図るチームを活性化させる中、球団広報室にも新たなメンバーが加わった。事業広報グループの懸田慧(かけだ・さとる)さん(28)だ。

 前職は吉本興業のマネジャー。お笑いコンビ「キングコング」の梶原雄太、もう中学生、コロコロチキチキペッパーズなどを担当していた。子供のころから「人を笑わせる仕事ってカッコいいって思っていた」そうで、「自分は面白いヤツじゃないけど、芸人さんたちをサポートする仕事ができたら」と考えていたという。新卒での入社はかなわず、テレビの制作会社に入社、ADとして3年ほど働いた後、中途採用で吉本興業入りした。3年ほど働いたところで転機を迎え、もう一度自分自身と向き合った。

 「一度、頭や心の中をフラットな状態にして、自分が本当にやりたいことは何か?そう自問自答した時に、やっぱり大好きな野球に関わる仕事がしたいな、と思ったんです」

 埼玉・松山高時代は三塁手で、3年夏には埼玉大会ベスト4。3回戦で右手を骨折したが、代走として出場を続けたという。国学院大でも軟式野球部でプレーを続けた。野球の神様の導きというのは大げさかもしれないが、野球への情熱が縁を結び、ロッテの球団広報室入りが決まった。

 事業広報グループの主な仕事は球団イベント、グッズ展開などのPRだが、テレビ制作会社時代に培った知識やスキルを生かして球団公式YouTubeにも関わっている。都城キャンプでは現地で報道陣への日報(観客数、天候、気温)のリリース配信も行う。

 「まだまだ勉強の身。早く一人前の広報になれるように努力していきたい。選手と報道の方々、そしてファンの架け橋になれたらいいですね」

 吉本入社当時は自分に自信が持てず、声が小さかったため、キンコン梶原によく「声ちっさ!」などとイジられていた。職を離れる時、その梶原から「次の仕事先でも声は出せ、必ず大きな声であいさつせえ、そしたら覚えてもらえるし、仕事も良い方向に向かっていくもんや」という言葉をもらった。今はその言葉を胸に刻み、日々を過ごしている。記者からすると懸田さんは選手たちと同様に息子と同世代。成長していく姿を楽しみに見守っていきたい。(記者コラム・大内 辰祐)

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