かつての「大谷翔平キラー」タナー・スコットは復活できるか 最大の壁は技術面ではなくメンタル面!?

[ 2026年2月5日 09:41 ]

ドジャースのタナー・スコット
Photo By スポニチ

 カリフォルニア・ポスト紙のディラン・ヘルナンデス記者が4日(日本時間5日)、昨季、期待に応えられなかった救援左腕タナー・スコット投手(31)について報じた。

 かつては「大谷翔平キラー」と呼ばれ、ドジャースと4年総額7200万ドル(約108億円=当時)で契約した。しかし25年のスコットは、防御率4.74で9度のセーブ失敗を記録するなど、期待外れだった。それでも速球とスライダーの球速や回転数は、リーグ屈指の救援投手だった2024年とほぼ同じ水準を維持。問題は、球質ではなく「投げた場所」だった。

 「ゾーン内に投げすぎた。その代償を大きく払った」とスコットは語る。実際、近年のヒートマップを比較すると24年、マーリンズやパドレス時代のスコットは、速球を高めに集め、スライダーはストライクゾーン下角の外に外す投球が多かった。しかしドジャースでは、速球が低めに集まり、スライダーもゾーン内に入る球が増えた。シーズン序盤の2か月間、投球の約60%がストライクゾーン内に入り、リーグ平均の49%を大きく上回っていた。

 「普段はやらないことをしようとして、自分の強みを生かせなかった。過去2年、調子が良かったときの自分から離れてしまった」。ただし、最大の壁は技術面ではなくメンタル面かもしれない。なぜ成功していたやり方から逸れてしまったのかと問われ、スコットは「期待です」と応えた。昨オフまで、ほぼ無名に近かったスコットは一気に「連覇を目指すドジャースのクローザー」という立場に置かれた。その重圧が、彼を押し潰したとも言える。

 今オフ、エドウィン・ディアスが3年6900万ドルで加入。スコットは、そのことをネガティブには捉えていない。「すごく大きい。楽しくなります。うちのブルペンは本当に充実しています」。スコットが本来の自分を取り戻せるかどうかが、ドジャースのブルペンの評価を大きく左右することになる。

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2026年2月5日のニュース