前田智徳氏 若手時代、恐れ多くて近づけなかった中日・落合との“仲介役”明かす “落合の教え”も

[ 2026年1月24日 19:42 ]

前田智徳氏
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 広島ひと筋に24年間プレーし、“孤高の天才”と呼ばれた前田智徳氏(54)が24日に放送されたニッポン放送「ショウアップナイター60周年 名球会ラジオ」(土曜後5・20)にゲスト出演。お互いの現役時代、落合博満氏(72)にアドバイスを求めるにあたって快く仲介役を務めてくれた人物と“落合の教え”を明かした。

 1989年ドラフト4位指名で広島入り後、アキレス腱断裂など数々の大けがを乗り越えて2119安打を放った前田氏。落合、イチローも認めた天才打者だが、現役時代の中日・落合にアドバイスを求めた際、仲介役を務めてくれたのが2学年上にあたる立浪和義氏(56)だったという。

 インタビュアーを務めた山田透アナウンサー(74)から「落合博満さんが“前田の打撃フォームは理想的だ”と。それからイチローさんが“本当の天才バッターは前田だ”と」言っていたと紹介されると「う~ん。いやぁ…。説明するのがややこしいですね。これはもう“日本むかし話”で。否定するのも疲れたんですけども」とまずは苦笑いした前田氏。

 その上で「落合さんにはね、よく気にかけていただいたってのはあるんですけども」とし、「若かりしころにね、物凄く大きなけがをする前でしたから。若くしてレギュラーになっていってね、上を目指すっていうなかで何か追求しなきゃいけないってことで落合さんにバッティングの練習の方法を。バッティングを教えてくださいではなくて、どういう練習をすればいい効果が生まれるかってことで」と最初の接点について話し始めた。

 「その当時、立浪さんがドラゴンズにいらっしゃったので、立浪さんに“落合さん、聞きに行ってもいろいろアドバイスもらえますかねぇ?”って。僕が20歳とか21歳とかそれぐらいですから、恐れ多くて聞けなかったんで立浪さんの力をちょっとお借りして。“教えてくれるよ”みたいなことを立浪さんが言っていただいたんで。立浪さんから落合さんに“前田が聞きたいらしいんですけど、いいですか?”って。“おぉ、いいよ”って言われて。そこから落合さんに“タイミングの取り方を変えたいんですけど。もう少しゆっくりといいますか、粘り強くタイミングを取りたい”と。“どういう練習すればいいですか?”っていう質問をしたら“だったら遅いボールを練習しなさい”“遅いカーブマシンを練習しなさい”って言われたんで“分かりました。じゃあ、ちょっとやってみます”って言ってカーブマシンを遅く設定して。左投手の遅いカーブを設定して。まあ、両方やったんですけど、右と左の遅~いカーブに設定して。これはもう引退するまでやってました」と明かした。

 そして、「僕が成長しない限りは落合さんと距離感は縮まっていかないので。何とか少しずつパワーもついてきて。その度に落合さんに距離感が近くなっていったっていうのはあります」と振り返る。

 さらに「僕が大きなけがをしてからは、僕がちょっとふさぎこんでしまったので。落合さんは僕の心情を分かっていただいたんで、とにかく気にかけてもらってというのはあると思います。“そんなけがに負けるな”ってメッセージを込めて(理想的なのは前田と)僕の名前を出していただいてたのかなっていうのは感じるので、期待に応えたいなって思いはありましたからね」とチームの垣根を越えた“師匠”落合氏と“仲介役”立浪氏に感謝していた。

 

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