阪神・下村海翔 「1・17」に復活への決意 「勇気届けたい」消防士の父が教えてくれた悲惨な救助現場

[ 2026年1月18日 05:15 ]

ノックを受ける下村
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 阪神の23年ドラフト1位で、兵庫県西宮市出身の下村が「1・17」に復活への決意を新たにした。

 同市在住の両親が阪神大震災を経験。中学時代には、尼崎市で消防士として働く父・毅さん(55)から悲惨な救助現場について教えを受けた。

 「いろいろありすぎて…。はっきりと覚えていないが、(がれきの中で)手は握れているけど、どう頑張っても助けられなくて、そのまま亡くなったと聞いたときは凄く(胸に)“ウッ”となった」

 02年3月生まれの右腕にとって、神戸の惨状は映像の世界でしか知らない。小中学と地元で震災に関する授業を受け「当たり前の日常が一瞬でなくなった、という話を聞かされてきた」。九州国際大付、青学大で寮生活となっても「1・17」を忘れたことはない。「ずっと受け継がれてきている。自分にも刻まれている」と神妙な面持ちで語った一方、被災者の心に響く復活劇も鮮明に思い描く。

 「阪神タイガースの影響力が凄いというのは、小さいときから実感している。自分の活躍で、誰か一人でも勇気を持ってくれる人がいるのなら、届けられるように頑張りたい」

 現在は24年4月に受けた右肘のトミー・ジョン手術のリハビリに専念している。今季こそ1軍デビューを果たし「心の復興」の一助となる覚悟だ。 (八木 勇磨)

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