日本通運・北川利生外野手が新主将に就任 「紙一重の試合を勝ちきれるチームをつくっていきたい」

[ 2026年1月14日 08:00 ]

日本通運・北川利生
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 社会人野球の日本通運・北川利生外野手(32)が今季から主将に就任した。入社11年目となる右打ちのスラッガーは、チームを立て直すべく大役を担う。

 「昨年は1点差ゲームを落とすことが多かったので、そういう紙一重の試合を勝ちきれるようなチームをつくっていきたい。まだまだ詰めないといけない部分がたくさんある中で、自分が先頭に立って、体を張る。その上で発言しやすいポジションに立ったほうが、うまく回ると思いましたのでキャプテンをやることになりました」

 後方からサポートすることもできたが、あえて先頭に立つことを選んだ。昨年は都市対抗で初戦敗退。日本選手権は一昨年に続き、2年連続で本戦出場を逃した。北川を突き動かしたのは強い危機感。チームの現状を「昨年、10年目が終わりましたが、確実に今が一番弱い」と分析した。かつての雄姿を取り戻すために、必要なことは何か。北川が導き出した答えは、徹底力の3文字だった。

 「100%できることを徹底してやることから始めています。全力で走る、大きな声を出す、しっかり自分で考えてアップする。誰もが分かっていることですが、時間がたつにつれてやらなくなったり、流してしまうところがあった。そこを言い続けることが、自分の役割。100%できることを完璧にする。あとは技術と技術の勝負という土俵に上がるところまで持っていきます」

 もちろん、自らに向ける視線も厳しい。昨季の公式戦は42打数13安打の打率・310、10打点。不動の3番打者として結果を残したが、満足する様子は微塵(みじん)もない。

 「自分が結果を残すことで、チームを勝たせる。そのためには要所で一本打てなければいけません。昨年の都市対抗は自分がチャンスで打てずに負けた。悔しさ、不甲斐なさを忘れず取り組んでいます」

 昨年の都市対抗1回戦・日本製鉄瀬戸内戦。5回2死一塁から反撃の左越え二塁打を放ったが、1点差に迫った7回1死二塁の第4打席は空振り三振に終わった。「完全に技術不足。勝負所で打たないと意味がない」。試合はそのまま3―4で惜敗。中心選手として潔く、敗戦の責任を負った。

 「日本選手権には2年間出ていないので、まずは一発目のJABA大会で優勝する。選手間では“それまでにチームをつくりあげるぞ”という話をしています」

 都市対抗本戦に向けたチームづくりを進めるのではなく、春先から貪欲に勝利の2文字を追い求める。このままでは終われない。真の復活へ、北川主将がチームに新風をもたらす。
 

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