【筑後鷹】プロ入りと同時に投手転向した飛田悠成 高卒4年目の来季こそ2軍公式戦デビュー

[ 2025年12月9日 06:00 ]

練習試合で登板したソフトバンクの飛田(撮影・昼間 里紗)
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 ソフトバンクの育成選手、飛田悠成投手(20)は高校まで8年間の本職は野手で、プロ入りと同時に投手に転向した。3、4軍戦で実績を積み、目指すは来季4年目の2軍公式戦デビューだ。7月に臨時コーチを務めたリック・バンデンハーク氏(40)から受けたアドバイスを生かし、直球とカーブのコンビネーションを磨くべく奮闘中。今オフは東京・沖縄での自主トレで鍛えて「投手・飛田」のレベルアップを図る。

 本格的に投手を始めて3年弱。小学校から高校まで8年間でマウンドに立ったのは片手で数えられるほどだった飛田だが、常に向上心を持って取り組んでいる。今季3、4軍の非公式戦に26試合、計62回1/3を投げた。シーズン途中からは先発にもチャレンジしている。

 投手挑戦の当初はベースカバーなどの新たな動きに難しさを感じていたが、実戦を重ねる中で迷いなく動けるようになってきた。主に遊撃を守っていたアマ時代の経験が生きている。打球への反応速度はこれまでの努力のたまもの。現在も自らノックを練習メニューに組み込んで磨きをかけている。また野手時代に四球が続くと流れが悪くなると感じたことがあり「ストライク先行を意識し、リズムを大切にしている」と心がけている。

 現在はリリース時に打者が球種を判別しにくい投球を意識している。今年7月に外国人選手育成のために1カ月間コーチを務めた球団OBでNPB通算43勝のバンデンハーク氏からアドバイスをもらったのがきっかけだった。「投げた時にバッターが一瞬で(球種が)どちらか分かったらダメ」。直球、カーブのコンビネーションで狙って三振が取れるピッチングを目指して奮闘している。

 来季の目標は2軍戦デビューだ。年内はプロ野球、サッカーなど多くのアスリートが利用し、ロッテに移籍した宮崎颯らも通う東京都内のトレーニング施設「テコセンター」などで自主トレを行う予定。年明けには沖縄に移動し、ランニング量を重視したメニューで自身を追い込む。「今からいっぱい走っています」とタマスタ筑後での自主練習でも、走るメニューを増やしている。

 普段は少し控えめで穏やかな飛田だが、マウンドに立てば雰囲気が一変する。来季4年目の飛躍に向かって、自分に厳しく投球を突き詰めていく。 (昼間 里紗)

 ◇飛田 悠成(とびた・ゆうせい)2005年(平17)3月13日生まれ、神奈川県出身の20歳。小3で野球を始める。金沢では甲子園出場なし。22年育成ドラフト12位でソフトバンクに入団し、野手から投手に転向。筋肉質で上腕の周囲は38センチ。1メートル85、90キロ。右投げ左打ち。背番号169。

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