阪神・佐藤輝明 極秘渡米トレ 球団日本選手初2年連続本塁打王へ2年ぶり武者修行

[ 2025年12月7日 01:15 ]

トークショーで軽妙なトークを繰り広げる佐藤輝(撮影・平嶋 理子) 
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 阪神・佐藤輝明内野手(26)が、今月中旬に極秘渡米し、カリフォルニア州ロサンゼルスで自主トレを行うことが6日、分かった。今年の世界一軍団ドジャースが本拠を置くLAの周辺施設で、最新の打撃理論、トレーニング法などを吸収するのが目的と見られる。この日は、同学年の才木浩人投手(27)とともに大阪市内でトークショーに出演し、来季目標に球団日本人選手初となる2年連続本塁打王、同2人目となる2年連続40本塁打到達を掲げた若きスラッガー。有言実行すべく、武者修行に出る。

 佐藤輝が、2年ぶりに米本土で極秘自主トレを行う。今月中旬から1週間ほどの旅程で予定されるハワイ優勝旅行に先立ち、単独でロサンゼルスへ向かうことが判明した。今季、2年連続世界一に輝いたドジャースのお膝元の周辺施設で、最新の打撃理論やトレーニング法の吸収に励むもよう。そこから合流見込みの南国でのバカンスを前に、来季を見据えて数日間、体をいじめ抜く覚悟でいる。

 米国での自主トレは23年にも実施した。2年前は38年ぶりの日本一を祝うV旅行を一足早く切り上げてワシントン州シアトルへとわたり、ド軍・大谷翔平ら大物メジャーリーガーも利用する最新鋭野球施設「ドライブライン・ベースボール」を訪問。スイング動作の分析や課題の洗い出しに努め、「体の使い方的に、しっかり股関節を使えていないとか、何カ所か(課題が)あった。(行って)良かった。測定とかいろいろやって分析結果と課題も出た」などと語っていた。

 その時に持ち帰った練習ドリルの継続も、今季の打撃開眼の一因だろう。2年前の貴重な時間が今季に実を結び、40本塁打、102打点と覚醒して2冠王を獲得。今や、不動の4番となった。その結果、立場に甘んじることなく、再び異国の地での鍛錬を決断したのは、明確な「飛躍」を見据えるからこそだ。

 「もう一回、ホームラン王のタイトルを獲りたいです。やっぱり40本打ちたいな、と。(今年打てて)ホッとしました。もう一回、40本打ちたいです」

 この日は大阪・なんばで行われたトークショーに、才木とともに出演した。黒のパーカーを身にまとい、正装とは一味違ったラフな姿で軽妙な掛け合いを展開。来季の目標に話が及ぶと、「2年連続のキング&40発」を声高らかに宣言した。

 2年連続で本塁打王に輝けば、球団では85、86年バース以来2人目となり、日本人選手に限れば初の偉業となる。40発以上でも74、75年田淵幸一、85、86年バースに続く3人目で、日本人選手51年ぶりの快挙となる。チーム目標を問われると、球団初のセ界連覇は当然とばかりに、力強く「日本一」と記したスラッガー。新たな歴史を刻むべく、武者修行へ向かう。

 ▽佐藤輝、前回の渡米トレ 23年12月17日(現地時間)にハワイでの優勝旅行を1日早く切り上げ、ワシントン州シアトルへ移動。最先端のトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」で5日間、動作解析を用いて24年のフォーム固めに取り組んだ。

《田淵幸一氏エール「今以上のマークの中で打てれば価値がある」》
 今年の佐藤輝の打撃を見れば、2年連続40本塁打は十分に可能だ。プロ5年目にして、力を入れなくても打球は飛ぶと理解したはず。スイングというものはバットがボールを捉える、そのインパクトの瞬間だけ力を入れればいい。昨季まであった強引さや力みが消え、この打撃ができるようになった。

 右から左への浜風が吹く甲子園では左打者は不利とされる。ただ、佐藤輝は左中間、左翼への逆方向への一発が23年の2本、24年の4本から今季は7本に増えた。あのバースも、阪急のブーマーから「甲子園は流しても入るぞ」とアドバイスされ、本塁打を量産したという。強引さが消えたのはイコール、逆方向への打球が増えることと同義だ。
 もちろん、他球団から研究され、今季以上にマークされるのは必至。その中で40発を打てばより価値がある。本物のホームランバッターといえるだろう。 (本紙評論家)

《2年連続本塁打王ならバース以来40年ぶり2人目》
 ○…佐藤輝(神)が来季も本塁打王に輝けば、チームでは85、86年のバース以来40年ぶり2人目の連続本塁打王になる。現12球団で最新の連続本塁打王は
ヤ・村上宗隆21、22年
巨・岡本和真20、21年
D・ソ  ト18、19年
西・山川穗高18、19年
中・落合博満90、91年
ソ・松中信彦04、05年
日・ウィルソン97、98年
神・バース 85、86年
ロ・落合博満85、86年
広・山本浩二80、81年
オ・長池徳二72、73年
 39年のブランクは該当者のいない楽天を除けば、オリックスの52年、広島の44年に次いで、ロッテに並ぶ3番目の長さになっている。

《才木と軽妙なトーク“最後の晩餐”はともに母の味》
 ○…佐藤輝と才木はお互いの第一印象や、マウンドに集まった際の会話内容の一端を明かすなど、お笑いコンビ「隣人」も交え軽妙なトークを展開するとともに、ゲームにも興じて盛り上げた。質問コーナーでは『最後の晩餐(ばんさん)』を問われ、「ありきたりですけど、おかんの料理。こないだはハンバーグを食べましたね」(佐藤輝)、「(母がつくる)オムライス好きでした」と優等生!?の返答。『負けたくない選手』には「意識するのは森下翔太。2人で競い合っていい関係でいられたら」(佐藤輝)、「今年の自分」(才木)と、ともに力強く応じた。

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