ソフトバンク 川瀬晃「まずはそこを目指して」開幕遊撃を宣言 師匠・今宮健太から奪う

[ 2025年12月6日 06:00 ]

<ソフトバンク契約更改>カメラマンからのリクエスで「YHA!YHA!YHA!」と叫ぶ川瀬(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクの川瀬晃内野手(28)が5日、みずほペイペイドーム内の球団事務所で交渉し、1200万円増の年俸5000万円(金額は推定)で契約を更改した。5月2日のロッテ戦でシーズンの流れを変える劇的代打逆転サヨナラ打を放った勝負強さに加え、来季は長打力も磨く。3月27日の開幕戦(対日本ハム)は遊撃での先発出場&相手エース・伊藤撃ちが目標。遊撃で14年連続遊撃開幕スタメンのプロ野球新記録のかかる師匠・今宮健太内野手(34)の定位置も奪う覚悟だ。

 アップ提示に満足の笑みを浮かべつつ、川瀬は11年目の自身の姿を思い描いていた。

 「打撃を評価してもらいましたし“次はレギュラーだな”との言葉ももらいました。開幕戦が伊藤くんなんで、まずはそこを目指してやっていきたい」

 日本ハム・新庄監督は来季開幕戦予告先発を伊藤と早々に公表。同学年の川瀬は体内に稲妻が走った感覚だったという。「伊藤投手と聞いて、何も思わないというのはない。開幕スタメンを一番の目標にしていきたい」。伊藤との対戦は通算では47打数17安打(打率・362)で4打点。今季は17打数5安打(同・294)1打点、1本塁打。そのアーチは5月20日の王貞治会長の誕生日にプロ10年目での初本塁打だった。右腕との相性は抜群で「(打てば)そこから乗っていけると思う」との青写真を描く。

 今季は内野の全ポジションを守った。来季の勝負ポジションを問われると「やっぱり、そうきますよね」と照れつつ同郷の今宮先輩に宣戦布告した。「やっぱりショートで勝負したいな。ショートへの思いがありますね」と本心を明かした。

 今宮はプロ野球タイ記録となる13年連続開幕戦遊撃手でのスタメン出場を続けている。来季、死守すればプロ野球新記録。小久保監督は今オフ、今宮に対し、野村との遊撃手争いをさせた上で他のポジションも守らせる意向を伝えた。川瀬は指揮官からなんの通達も受けていないが、真っ向から勝負を挑む。
 今季は102試合、打率・263。5連敗中だった5月2日のロッテ戦では9回に代打逆転サヨナラ打を放って、チームの逆転Vへの機運を高めた。このオフは専属打撃スキルコーチと組み、長打力を伸ばしている。「きょうの午前中も、教わってきました。新たなチャレンジです」と今季の2本塁打を超える長打力を身につけるつもりだ。

 今宮先輩に待ったをかけ、野村との争いにもケリをつけて川瀬は開幕の舞台に立つ。 (井上 満夫)

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