西武・中村剛2500万円減でサイン 来季現役野手最年長43歳「優勝を目指して、勝ちにこだわる」

[ 2025年12月5日 05:30 ]

色紙を手に笑顔の中村剛(撮影・須田 麻祐子)
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 現役野手最年長の西武・中村剛也内野手(42)が4日、埼玉県所沢市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2500万円減の年俸7500万円でサインした。同期入団で同学年の栗山巧外野手(42)が来季限りでの引退を表明したが、自身は引き際を決めずに来季25年目に臨むことを表明。まずは残り19本に迫った500本塁打の大台を目標に、プロ生活を「おかわり」する。(金額は推定)

 予期せぬ「おかわり」だった。会見を終えた中村剛が再び、次にスタンバイしていた炭谷と一緒に会見場に入ってきた。「代理人です」とボケた。あっけにとられる報道陣をよそに、そそくさと部屋を出ていった。

 直前には、栗山の来季限りでの引退に言及していた。ファンから「骨と牙」とセットで例えられるが「人は人なんで。別にそういうの(引き際)を考えていない。一日一日を生きていきたい」と限界までプロ生活を全うする意向を示した。

 24年目の今季はサヨナラ打を放つ勝負強さも見せたが、44試合で3本塁打、打率・240、10打点にとどまった。最高年俸は16、17年の4億1000万円。3年連続のダウン更改で来季は7500万円となるが「下がりました。25パー(%)」と1億円以下の減額制限もあっけらかん。7月以降2軍生活が続いたことには「忘れました」と記憶を打ち消した。

 来年8月に43歳になる。残り19本に迫った史上9人目の通算500本塁打について決意を語ってきたが「そうやって聞かれるから面倒くさくなった。まあ、打ちたい」。23年連続本塁打を記録すれば22年連続の王貞治を超える。通算2000安打には残り170本だ。歴代の野手最年長記録は中嶋聡の46歳。節目の記録を達成するまで、バットを振る。

 栗山の引退表明は本当は寂しいはず。だが「感じるところはそんなにない」と演じた。球団からの言葉も「忘れた。ボーッとしてた」と隠した。自身は先発か代打として生きるつもりか。「監督に電話で聞いてきます」とかわすと、来季の目標を色紙に「ダイエット」と書いて笑った。広池浩司球団本部長は「中村とはいえ競争を勝ち取って(500本塁打を)達成してほしい。代打で終わるつもりはないと思う」と代弁した。

 現役最多の481本塁打を誇るスラッガー。「とりあえず来年はやります。優勝を目指して、勝ちにこだわる」と目標は“お変わり”せず、まだまだ現役生活をおかわりする。(神田 佑)

 ≪野手最年長出場は中嶋聡の46歳6カ月≫野手の最年長出場記録は15年中嶋聡(日)の46歳6カ月。本塁打の最年長記録は57年岩本義行(東映)の45歳5カ月だ。中村剛は来年8月に43歳になる。43歳シーズンでは96年落合博満(巨)の21本を筆頭に4人が2桁本塁打をマークしているがどうなるか。なお、投手を含めた最年長出場記録は15年山本昌(中)の50歳1カ月。

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