アストロズ、日本選手の積極補強へ GM「我々も流れの一部になりたい」日本市場への本格参入も宣言

[ 2025年11月13日 10:50 ]

アストロズのダナ・ブラウンGM(撮影・杉浦 大介)
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 米国ネバダ州ラスベガスで開催されているGM会議に出席しているアストロズのダナ・ブラウンGMが12日(日本時間13日)、今オフにポスティングシステムを利用してメジャーに挑戦する日本選手の獲得に積極的な姿勢を示し、今後の日本市場への本格的な参入も宣言した。

 ア・リーグ西地区の強豪として近年は安定して上位の成績を収めてきたが、今季はマリナーズに敗れ、同地区優勝は4年連続で、プレーオフ進出も8年連続でストップした。来季に向け、最優先事項は先発投手の補強。今後、ポスティング申請が見込まれる西武・今井について「メジャーレベルでインパクトを与えられる選手がいれば、チャンスが来たときには積極的に動くつもりだ。日本でインパクトを残せる選手なら、こちらでも通用するはずだと思っている。だから我々は今後も積極的にアプローチしていく」と獲得に向けて動くことを明らかにした。

 かつて在籍した日本選手は松井稼頭央、青木宣親、菊池雄星の3人。これまでは日本との関係が強くはなかったが、状況は変化した。球団は昨年11月に世界的総合空調メーカーのダイキン工業の子会社に当たる「ダイキンコンフォート・テクノロジーズ・ノース・アメリカ社」と15年間の独占的なパートナーシップ関係を締結。球場名も今年1月1日から「ダイキン・パーク」に変更された。「日本人選手たちがメジャーでしっかりとインパクトを残している。我々も日本でのスカウティング体制を強化しようとしているところで、今後はその市場で非常に積極的に動いていくつもりだ」と力強く話す。

 「我々の大口スポンサーの一つに日本のダイキンがあることもあり、日本でのプレゼンス(存在感)をさらに強めている。実際、日本からは素晴らしい選手が次々と出てきているので、我々もその流れの一部になりたいと思っている。その点では、当然しっかりと交渉の場にも入っていくつもりだ」。日本には多くの優れた戦力が存在し、さらにファン拡大のマーケットとしても魅力がある。スポンサーと一体となって、今後のチームづくりを進めていく構えだ。

 大谷翔平はじめ、山本由伸、鈴木誠也、今永昇太ら多くの日本人選手が活躍するメジャーの舞台。ワールドシリーズでの山本の活躍によって、日本投手の存在感はさらに高まった。GMも「“値段”がどうなるかは分からないが、山本の存在によって“日本からは本当に優れた選手が出てくる”という認識が広まったのは確かだ」と認める。「多くの人がそれを見て、日本人選手が与え得る影響の大きさを再認識したと思う。これからもっと多くのチームが日本市場で積極的に動くようになるだろう。実際、マーケットがどう動くかはまだ読めないが、その流れは間違いなくあると思う」と日本投手が“トレンド”となることを予測した。

 昨年途中から在籍し、10試合の登板で5勝1敗、防御率2.70と抜群の成績を残した菊池について「雄星は本当に素晴らしかった。彼のことは今でも恋しいよ。とても良い関係を築けたし、彼はここでいくつか調整を加えてさらに良くなった。彼はいまも成功を収めているし、我々としても彼がアストロズで過ごした時間を誇りに思っている」と言う。球団史上2人目の日本投手獲得へ、さらに今後、日本選手から選ばれる環境をつくるため、アストロズが本格的に動き出した。

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