【日本選手権】日本生命・中津大和が右越えに先制2ラン!NTT西日本に競り勝ち6年ぶり決勝進出

[ 2025年11月12日 05:20 ]

第50回社会人野球日本選手権第11日・準決勝   日本生命6―5NTT西日本 ( 2025年11月11日    京セラD )

社会人野球日本選手権準決勝<NTT西日本・日本生命・>3回、先制の2点本塁打を放ち、笑顔でハイタッチをかわす日本生命・中津(撮影・北條 貴史)
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 準決勝2試合が行われ、日本生命はNTT西日本を6―5で下して2019年以来6年ぶりの決勝に進んだ。「1番・中堅」で先発したプロ注目の中津大和外野手(23)が3回に右越え先制2ランを放つなど2安打2打点と活躍し、1点差勝利に導いた。ヤマハは本塁打攻勢でNTT東日本を撃破。15年以来10年ぶり4度目の優勝を狙う日本生命と、16年以来9年ぶり2度目の頂点を目指すヤマハが、きょう12日の決勝で雌雄を決する。

 これまでは仲間に光を当てる仕事に徹することもあった。献身的な役割もこなせる日本生命・中津に、大一番でスポットライトが当たる。「球を見過ぎず、打つポイントを前にする意識でした」。3回1死二塁、カウント2―1からの直球を引きつけずにさばく。打球は角度よく上がり、右翼席まで届く先制2ランとなった。今大会17打数8安打(打率・471)。新人ながら1番打者の役割を全うして決勝まで導き「体も精神面も強くなってきたかな」と笑った。

 打順は入社直後から1番で固定されているものの、法大時代は主に3番を任された。直後の4番に座っていたのが今秋ドラフトでヤクルトから1位指名を受けた松下歩叶だった。「松下の前だったので、3番の時もつなぐ気持ちで入っていました」。バックネット裏で熱視線を送るNPBスカウトに自身の打力を披露することに固執せず後輩の4番につなぐことに集中。松下の注目度が上昇する傍らで自身はドラフト指名漏れを経験した。

 強打者を光らせてきた経験が今に生きる。「1番打者はミートして出塁することが大事」。今大会20打席で三振1。4試合26得点を挙げる打線の活性化に貢献してきた。すると、今大会中にNPBスカウトが打撃映像を撮影して来秋に備えるなど、徐々に自身の注目度も高まってきた。

 小松大谷(石川)、法大では全国大会と縁がなかった。「社会人で初めて全国大会も経験できた。(決勝も)緊張すると思うけど、自分のやるべきことをしっかりとやりたい」。新人の勢いが、名門を決勝まで連れてきた。(河合 洋介)

 ◇中津 大和(なかつ・やまと)2002年(平14)10月2日生まれ、石川県小松市出身の23歳。小1から具志タイガースで野球を始める。中学では那覇ボーイズに所属したのち、中2から小松ボーイズに入団。小松大谷(石川)では1年夏に背番号14でベンチ入りし、1年秋に背番号4、2年春から背番号6。法大では2年春にリーグ戦初出場。日本生命では入社1年目の今年から都市対抗、日本選手権に出場。50メートル走5秒9。1メートル80、77キロ。右投げ左打ち。

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